雑談というのは、何も実際に一対一で顔を合わせて行われるものだけには限らず、lineやメールにおいても行われます。
時として相手からの返信が遅れることがあり、それが原因でストレスを感じることも少なくありません。
本記事では、LINEでの雑談返信が遅れる理由とその対策、さらに効果的な雑談のテンポを上げるコツについて書いていきます。
相手の状況を理解し、適切な対応を取ることで、円滑なコミュニケーションを保ち、対面以外でも楽しい雑談を続けるためのヒントを提供します。
LINEでの雑談返信が遅い理由と対策
LINEでの雑談は日常生活の中で重要なコミュニケーション手段ですが、相手からの返信が遅くなることに悩む人も多いです。
それが異性として気になるようであればなおのこと。
ここでは、返信が遅くなる理由とその対策について詳しく解説します。
シンプルな忙しさによる返信の遅れ
学生であれば部活動、社会人であれば仕事による忙しさというのはつきものです。
それが原因でLINEの返信が遅れる主な理由の一つです。
例えば、仕事中や部活中や授業中にはLINEをチェックする時間が取れず、返信が遅れてしまうことは珍しいことではありません。
また、帰宅後に一日の疲れを癒すため、しばらくの間リラックスしたいと考える人や自分の良いタイミングで返信しようと考える方も少なくはないので、その間は返信が後回しになることがあります。
メッセージの優先順位
メッセージの内容によって優先順位が決まることもあります。緊急の用件や仕事に関する重要なメッセージは早急に対応される一方、雑談のような内容は後回しにされがちです。
正直中身のない内容では自然と忘れてしまうこともよくありますね…
また、複数の人と同時にグループでLINEをしている場合、グループに所属しているものの、名指して返信を促されない限りは「自分は別に混ざらなくてもいいや」と考える人も少なくありません。
特段深い事情などはなく、返信の優先度がグループでは薄れる傾向にあるということです。
どうしても返信が欲しい場合などには、まず直接連絡を取るようにして見ましょう。
個人的な事情
個人的な事情も返信が遅れる理由として挙げられます。例えば、体調が悪い時や精神的に疲れている時には、返信する気力が湧かないことがあります。
また、返信の内容を慎重に考えたい場合もあります。
特に大切な人への返信は、内容をじっくり考えてから送りたいと考える人も多いでしょう。これにより、返信に時間がかかることがあるのです。
返信が遅いと感じた時は
相手の状況を理解する
もうなにより、相手の状況を理解することが重要です。
相手が忙しい時や体調が悪い時と分かる時ならば基本的に待ちましょう。
LINEは手軽にメッセージを送れるツールですが、自分ではなく相手のペースを尊重することが大切です。
相手の状況に配慮することで、良好な関係を保つことができます。
過度に干渉しない
返信が遅いからといって、過度に干渉するのは避けましょう。
何度もメッセージを送ったり、催促するような行動は相手にプレッシャーを与え、好印象を持たれたいなら逆効果。
異性関係でも友人関係でも「しつこい」というのは、基本的に嫌われるとおもった方が良いでしょう。
がっつきすぎないということです。
相手を尊重し適度な距離感、大和なでしこ?のようなしたたかな心を持ちながらlineの返事を待つことが良好な関係維持に繋がります。
LINEで盛り上げたい!雑談のコツ
ここでは、ざっくりですが大きく分けて3つのポイントに絞ります
・お互いの共通していること(主に趣味や身の回りのこと)
・お互いにとって全く共通していないこと
・程よく自己開示しながら質問を投げる
お互いの共通していること
一つ目、これはシンプルですが互いに興味がある話題を選ぶことで、相手にこちらの存在に興味を持ってもらうというものです。話題としては
・映画
・音楽
・YouTube
・趣味
・生い立ち
対面での雑談と異なり、脈略なくいきなり問いかけてもみてもそこまでおかしいことにはならないので、まずはこういった共通点を探してみることがlineでの雑談への第一歩でしょう。
お互いにとって全く共通していないこと
「前項と真逆のことを書いているじゃないか」と思われるかもしれません。
しかし、相手と自分の関係において、全く異なっているという時ほど大きなチャンスであるという認識は持つようにしましょう。
これは、自分の知らない相手の一面を引き出すチャンスでもあり、それに対して理解を示すことで相手との距離も縮まります。
「相手と自分は違うから仲間じゃない…」ではなくて「相手と自分は違うから、あなたのことをぜひちとも教えてください!」と相手に興味関心を持つことが非常に大事です。
よほど嫌われている、距離を取りたいと思われていない限りは興味を持たれて嬉しくない人間なんていないので、積極的に相手との“異なる点”を意識してみましょう!
これは3年連続雑談本売上ナンバーワンを記録した桐生稔さん著「雑談の一流、二流、三流」というベストセラーにも同様のことが書いてあります。
対面コミュニケーションにおいてもコミュ強を目指したい…という方はぜひお手に取ってみてください!
ほどよく自己開示しながら質問を投げる
よく雑談や会話の本を読んでいると
まずは「相手に質問を投げかけて会話内容を引き出す」という旨の文言が共通して書かれていることが多くあります。
たしかに!と思いつつも、会話の流れとして
質問→返答→質問→返答→質問→返答
ってなんだか、不自然な会話の流れというか、業務的ですよね…
筆者(私)は職業柄インタビューをすることもあるのですが、仕事としてのインタビューというのは上の会話の流れでも十分成立しますし、むしろ無駄がなくて互いにとって理想的です。
ですが、我々は今、会話がしたいんだ!という時のワンポイントとして、少し自己開示をしてから相手に質問をしてみるというものがあります。
具体的には
「先日音楽番組でMrs. GREEN APPLEの新曲を聞いて、めっちゃ感動したんだけど、音楽は聴く?」
といったような質問。
この質問の返しとして予想できるのは
・「Dearでしょ!めっちゃいいよね。私は最近~が好きで~」
・「そうなんだ。音楽聞かないから全然分からない…」
簡単には質問に対してイエスなのか、ノーなのかの二つ。
イエス回答に関しては、共通の話題や趣味として盛り上げていけば大丈夫です。
ノー回答に関しては、
「え、じゃあ気分転換にはどんなことをしているの?」
といった具合で、返信を続けることで、相手との会話を続けることができます。
対面でのやりとりではないので、こういった質問に多少時間をかけて考えられるところがlineやメールの大きな利点かもしれませんね。
返信が遅い相手には…
実際に会うことを検討してもらう
相手の返信が遅いけど、仲良くはなりたいという際には、実際に会って話すことを提案してみましょう。
相手には時間をもらうことにはなりますが、lineでダラダラと会話を続けるよりかは、はるかに距離も縮まりやすいですし関係構築において効率的です。
雑談を続ける意味があるか聞いてみる
結構思い切りが必要になりますが、
「このラインって続ける意味ありますかね…?」と相手に聞いてみるのも一つ手です。
特に相手からの返信が遅いし、素気ない…割にはなんだか長続きしてしまっているという場合には相手に会話を続けることの真意を問うてみるというのも悪いことではないと思います。
こちらが好意を持って連絡をしていても、相手はなんとなくで続けているかもしれないですし、そうなるとその時間は悲しいですが、無駄なものになる可能性も高いと思われます。
次項にも書きますが、ある程度の諦めや割り切りもあなた自身が傷つかないためにも大切にしましょう。
自然消滅も仕方なしとして流れに任せる
無理に会話を続けようとせず、自然な流れに任せることも一つの方法です。
お互いのペースを尊重し、無理のない範囲でコミュニケーションを取ってみるというのも一つの手。
私には姉がいるのですが、姉の友人はこの令和現代社会という発展している時代なのにも関わらず、lineをやっておらず、連絡手段はメールと電話。
そのメールも基本的には2、3日経たないと返信が来ないそうです。
「いや…昔の手紙かよ!」とツッコミたくもなりますが、それだけに人それぞれに返事をするペースがあるということも確かです。
それでも続くパターンはありますし、もうこれ以上lineを続けなくてもいいかなと思ったときには会話の切れ目として自然消滅的に返事をしないというのも良いと思います。
LINE雑談で相手からの返信を早めるための小技
相手に取って良いタイミングを読む
lineをしたい相手ともある程度ラリーが続いてくると、返信が早いときとそうではない時の波がある程度見えてくるようになります。
会話の中でも、この日は仕事でとか、学校でとか予定を共有してもらえることもあると思うので、相手の都合と自分の都合がよさそうなタイミングを計ってみるのは大切です。
それ以外では直に「今、ひま?」や「今週時間ある時教えて」と連絡してしまうのも一つの手でしょう。
内容はシンプルにまとめる
長いメッセージは読むのに時間がかかるだけではなく、相手にも返事内容を考えさせてしまい返信が遅れる原因になります。
理想は空行含めても5、6行にまとめて、短く要点をまとめたメッセージを送ることで、相手が手軽に返信できるようにすることが大切です。
「簡潔でわかりやすいメッセージ」を送れる人は仕事でも一目置かれて得なので、普段から意識してみると良いでしょう。
まとめ: LINEでの雑談を楽しむために
相手にも都合があるということをまずは理解する
まずは、相手を尊重する姿勢を忘れないようにしましょう。
過度な干渉や催促は避け、相手のペースを尊重することがとても大切です。
相手を思いやる心を持つことで、円滑なコミュニケーションが実現します。
楽しい雑談のための工夫
上記に記載したことの再掲にはなりますが、
・お互いの共通していること(主に趣味や身の回りのこと)
・お互いにとって全く共通していないこと
・程よく自己開示しながら質問を投げる
ということを意識してみてください。
特に、相手の相違点、共通していないことは新たな発見のチャンスととらえて怯まずにもう一歩踏み込んでみるアクションをしてみましょう!
時として、仲良くなりたい相手との距離が思うように縮まらないということもあるかと思いますが、人間どうしても相性というものが存在するので、無理は禁物です。
ちょっと合わないな…と感じた時には距離を取ってみることは全然悪いことではありません。
あなたがあなたらしく人間関係でストレスを抱えないことが一番大事です。
この記事が少しでもお役に立っていただければ幸いです。
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