オシャレなバーでお酒を飲んでみたい…!
でもなかなか勇気が出ない。
という方の背中を押したいということで、今回は「これを押さえておけば大丈夫!」というマナーや所作について書いていきます!
バーでの基本マナー

1.1. 予約と人数の常識
バーでは予約を受け付けていないことが基本です。
ただし、完全予約制のバーも存在するので、事前にチェックしてみてください。
バーに行く人数は1~4人が常識的な範囲。
5人以上でバーを利用したい場合は、事前に店に確認を取ることが望ましいかと思います。
1.2. 入店時の注意点
バーに入店した際、空席があってもバーテンダーやスタッフの許可なしに座るのは良くありません。
バーテンダーは客の配置に気を使っており、どの席が最適かを考えています。
席の案内がない場合は、まず「ここでもいいですか?」と確認を取るのが良いでしょう。
1.3. 席の選び方と座り方
バーでは、カウンター席が主流ですが、グループ客向けのテーブル席もあります。
席選びでは、バーテンダーの指示に従い、自分の好みや目的に合わせて選ぶことが大切です。
例えば、バーテンダーのカクテル作りを間近で見たい場合は、カウンター席がおすすめです。
1.4. 荷物の扱い方
バーでの荷物の置き場所には注意しましょう。
カウンターに荷物を置くのは避け、隣席に置く場合もバーテンダーに確認を取りましょう。
荷物を無断で置くと、他の客の迷惑になることもありますので、マナーを守りましょう。
オーダー時のマナー

バーでのオーダー時には、いくつかの重要なマナーがありますので覚えておきましょう。
まず、カクテルのオーダーの際には、アルコール度数や味のバランスを明確に伝えることが大切です。
例えば、「度数は控えめで、フルーティーな甘さが感じられるカクテルがいい」というように具体的に伝えると良いでしょう。
また、オーダーの際には、バーテンダーに対して敬意を払い、礼儀正しく注文することが求められます。
2.1. カクテルのオーダーの仕方
カクテルをオーダーする際には、自分の好みや求める味わいを具体的に伝えることが大切です。
例えば、
「軽い口当たりで、ベリー系のフレーバーが楽しめるカクテルがいい」
というように、具体的な要望を伝えると、バーテンダーはそれに応じたカクテルを提供してくれます。
2.2. オーダーのOK例とNG例
また重ねてになりますが、良いオーダーの例としては、
「フルーティーで甘さ控えめのカクテルをお願いします」
というように、具体的な要望を伝えることが挙げられます。
一方で、NGなオーダーの例としては、
「何でもいいから、おすすめのカクテルを」
という曖昧な注文。こういったものは避けるべきです。
これはバーテンダーにとって具体的な指示がなく、適切なカクテルを選ぶのが難しくさせてしまいます。
2.4. ボトルやグラスに触れない理由
バーのカウンターに展示されているボトルやグラスには触れないようにしましょう。
これらは店の財産であり、勝手に触ることはマナー違反とされています。
また、ボトルやグラスに指紋がついたり、誤って倒してしまうリスクもあり、万が一の場合は弁償や、出禁、何よりその場の空気を壊してしまいかねません。
2.5. 撮影のマナー
バー内での撮影には注意が必要です。
撮影する前には必ずバーテンダーやスタッフの許可を得ることがマナーです。
無断で撮影することは、他の客の迷惑になることもありますので、避けるべきです。
会話と振る舞いについて

3.1. 会話のボリュームと適切な話題
バーでの会話は、その独特の雰囲気に合わせましょう。
一般的な居酒屋とは異なり、バーでは静かで落ち着いた雰囲気で、客同士の会話も控えめなボリュームが好まれる傾向にあります。
適切な話題としては、日常の出来事や趣味に関する話が良いでしょう。
政治や宗教などのデリケートな話題は避けるべきです。
また、他の客やバーテンダーに不快感を与えないよう、言葉遣いにも注意しましょう。
3.2. バー特有の雰囲気と振る舞い
バーにはそれぞれ独自の雰囲気があります。
例えば、クラシックなジャズが流れるバーでは、その雰囲気に合わせた落ち着いた服装や振る舞いが求められます。
バーでの振る舞いの基本は、周囲への配慮です。
強い香水や派手なアクセサリーは控えめにし、静かに飲み物を楽しむことが大切です。
また、バーテンダーのカクテル作りを静かに眺めることも、バーでの楽しみ方の一つです。
3.3. 他の客との距離感
バーでは他の客との適切な距離感を保つことが重要です。
特に狭い空間のバーでは、隣の客との物理的な距離だけでなく、視線や会話の内容にも気を配る必要があります。
例えば、隣の客が一人で静かに飲んでいる場合は、話しかけることを避けるべきです。
また、大きな声や笑い声は控えめにし、他の客のプライバシーを尊重することが求められます。
お酒の楽しみ方

4.1. ショートカクテルの飲み方
ショートカクテルは、氷を入れずに提供されるカクテルのことです。
代表的なものにはマティーニやマンハッタンがあります。
これらのカクテルは、アルコール度数が20~30度程度で、アルコールの風味をしっかり感じながら楽しむことができます。
ショートカクテルは時間が経つと温度が上がり、風味が落ちてしまうため、15~20分以内に飲みきることが理想です。
初心者の方は、フレッシュフルーツを使用した飲みやすいショートカクテルから始めるのがおすすめです。
4.2. ロングカクテルとスピリッツの飲み方
ロングカクテルは、氷と一緒に長めのグラスで提供されるカクテルです。
これらはゆっくりと時間をかけて楽しむのが適しています。
また、ウィスキーやジン、ラムなどのスピリッツは、そのままストレートで楽しむのが一般的ですが、水やソーダで割って飲むこともあります。
特にウィスキーは、少量の水を加えることで香りが開き、より深い味わいを楽しむことができます。
4.3. カクテルの選び方と楽しみ方
カクテルを選ぶ際は、まずは自分の好みのアルコール度数や味のバランス(甘味、酸味、苦味など)を考えることが大切です。
バーによっては、おすすめのカクテルがメニューやミニ黒板に書かれていることもありますので、そういった情報を参考に選んでも良いでしょう。
バーでのカクテルは、その場の雰囲気やバーテンダーの技術によっても楽しみ方が変わるため、色々なバーで様々なカクテルを試してみるのも楽しみの一つです。
会計と退店のマナー
5.1. 支払い方法の選択
バーでの支払いは、その場の雰囲気やバーの方針によって異なります。
一般的には、現金、クレジットカード、または電子マネーが使用できますが、バーによっては現金のみの場合もあります。
例えば、東京の一部のバーでは、伝統的な雰囲気を重んじ、現金のみの取り扱いをしているところもあります。
支払い方法については、事前にバーのウェブサイトを確認するか、入店時にスタッフに尋ねると良いでしょう。
5.2. 退店時の挨拶とマナー
退店時のマナーは、バーでの体験を締めくくる大切な一瞬です。
バーテンダーやスタッフに感謝の意を示すために、退店時には「ありがとうございました」と一言添えるようにしましょう。
また、混雑している場合や閉店時間が近い場合は、スムーズに退店することが求められます。
例えば、閉店時間の30分前には、そろそろ退店の準備を始めることが望ましいです。
これは、スタッフが閉店作業を始める時間を尊重するためです。
5.3. 会計後の時間の過ごし方
会計後の時間の過ごし方も、バーの雰囲気やその日の状況によって異なります。
一般的には、会計を済ませた後は長居せずに退店することがマナーとされています。
ですが、バーによっては、会計後もしばらくのんびりと過ごすことを歓迎する場合もあります。
例えば、友人との会話が盛り上がっている場合や、バーテンダーとの会話が続いている場合は、少しの間、席に留まることも問題ないはずです。
ただし、他のお客様の迷惑にならないよう、周囲の状況を常に意識することが大切です。
さいごに
6.1. バーでの時間を最大限に楽しむために
バーでの時間を最大限に楽しむためには、その独特な文化と雰囲気を理解し、それに沿った行動を取ることが重要です。
例えば、東京の高級バー「銀座スワン」では、静かで落ち着いた雰囲気が特徴。
ここでは、大声で話すことは避け、ゆったりとした時間を楽しむのが望ましいです。
また、バーテンダーの技術やカクテルの品質に敬意を表し、会話は、隣の人との距離を考慮しながら、心地よい音量で行うことが求められます。
これらのマナーを守ることで、バーでの時間はより豊かで満足のいくものになるでしょう。
6.2. マナーを守りながらのバー体験
バーでのマナーを守ることは、自分自身のためだけでなく、他の客やスタッフに対する敬意の表れでもあります。
カジュアルなバーでも、ルールは存在します。
どのバーでもカウンター席での荷物の置き方や、バーテンダーとの適切な距離感を保つことが重要です。
これらのマナーを守ることで、バーでの体験はよりスムーズで快適なものになり、バーテンダーや他の客との良好な関係を築くことができると思います。
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