この記事では6月5日、東京競馬場で行われる安田記念の出走各馬の見解と予想を書いています。
お読みいただきありがとうございます!
競馬ブロガーTomです。
出走各馬の評価は【A】【B】【C】の三段階評価にしています。
A…本命候補
B…相手候補
C…今回は見送りたい候補
といった具合です。
A評価の馬は高確率で馬券に絡んでいます。B評価でも割と穴を拾えます。
評価方法は相対評価で、A評価馬は多くても3頭に留め、そしてC評価は頭数にもよりますが最低3頭あげるようにしています。
出走各馬については気になる馬、お目当ての馬の目次をタップすると一気にその馬の見解まで飛ぶことができます。
また各馬の項目下にはその馬の好走パターンに関する考察や血統背景についての記事も併せてご覧いただけますのでよろしければ予想にお役立てください。
安田記念 出走各馬の見解
カフェファラオ【B】
カフェファラオは狙います。フェブラリーSの時から決めていました。
外国産馬ということや血統も一見ダート向きな印象を受ける方もいるのかなと考えますが、実は構成そのものは芝を走れてもと思う馬。
馬体を見ても繋ぎが柔らかく、芝はこなせそうで、さらに一度挑戦した函館記念はコーナー4回の苦手な条件に加え体調も伴わず参考外。
昨日の東京芝を見る限りそこまでの内外差は感じなかったので、再内枠もそこまで気にしなくて良いのかなと思っています。
ヴァンドギャルド【B】
昨年の秋からの比較では明らかに状態面が上がってきていると思います。
このローテーションを刻めるのもやはり状態が伴っているからこそでしょうし、人気は薄いですが、実績のある舞台。軽視は少し危険なのかなと考えています。
ロータスランド【B】
硬い馬場との相性が良くないので、理想は少しでも雨が降って馬場が湿ってくれる状態になることでしょう。
今回の手替わりがどう出るかが課題だと思いますが、じっくり間隔を取ってヴィクトリアマイルではなく、こちらに直行というローテ感は良いのではないでしょうか。
前走は少し適性からは外れた舞台ながらもあと一歩だったので、適性ある舞台に戻っての好走に期待したいところです。
ダノンザキッド【B】
気性面。折り合いが鍵。
兄弟馬含めても年齢を重ねて難しさが出てきている印象にあるので、今回も能力を発揮しきれるかどうか若干心配です。
中間は状態も少し落としていたようなので、その点も気がかり。
能力は確かも今回は強気に推せません。
ホウオウアマゾン【C】
コース実績だけを見て今回は評価を落とすことにしました。
これまでの戦績から明らかに遠征競馬ではパフォーマンスを落としてしまうので、今日はC評価。
この課題の対策として金曜輸送で早めに東京に連れてきているとの話ですが、大幅プラスには働かないとジャッジしました。
カラテ【C】
この時期は弱点である爪や、ちょっと数を使ってパフォーマンスを落としてくる時期という判断で今日はC評価。
昨年の東京新聞杯勝ち馬ですが、使える上がりにも限界があるタイプなので、33秒台で上がってくる馬が勝ちそうな今回は少し劣勢と見ています。
ファインルージュ【B】
前走は直線で進路をカットされ、躓いてしまう不利。
致命的でありながらも最後は勝ち馬にも迫る勢いで2着まで追い上げた内容を素直に評価したいと思います。
いくら名手が手綱を取るとはいえG1テン乗りは個人的にはあまり好みではないのと、木村厩舎は間隔が詰まるとパフォーマンスを落とすので、その点が気がかりで今回はB評価を打ちますが、地力比較では劣っているとは思いませんしフォトパドックの感触からも調子落ちもないのかなと見ました。
抑えたいなとは思う存在で、同時に頭まであっても不思議はないなと考えています。
イルーシヴパンサー【A】
間隔は取りましたが、問題ないタイプですし、ローテ的にもここ照準という印象を受けるので素直に高評価を打ちたいと思います。
気がかりは初めての負担重量58kg。
もうこの点に尽きるかなと思います。
例年の安田記念よりかは前有利な感じもするので、できる限り良いポジションで競馬ができれば良いのかなと思いますが、田辺騎手鞍上なのでその辺りは馬本位の騎乗になると思います。
シュネルマイスター【B】
能力抜群も今回は調整過程が大丈夫かな?と思いました。
一週前の様子を見てもちょっと太いなと感じたので、この1週間で絞れてくるかどうかが最大の鍵でしょう。
海外遠征ではナイター競馬や環境的な違いで能力を存分に発揮できなかったようですが、適条件に戻ってさらには絶好調ではない中でもどれほどの走りを見せてくれるのかには注目です。
個人的には今回は低めの評価でいこうと思います。
エアロロノア【C】
マイルを舞台に鋭い末脚が武器。
ただそれも重賞が舞台になると少し厳しくなるのかなという現況で、力量不足な感が否めません。
狙いはリステッドなどOP馬でも1.5〜2列目くらいのメンバー構成で引き続き。
カテドラル【C】
最近のパフォーマンスを見るに一山は超えてしまったのかなあと感じています。
明らかに中山よりかは東京向きだと思うので、見直す手もなくはないと思いますが、近走はちょっと負けすぎな感もあるので今回は静観します。
ダイアトニック【C】
年始の重賞の走りを見る限りでは、マイルもギリギリ守備範囲内という見方はできますが、その時との比較ではメンバーも上がってくる上に前走の走りが案外で若干調子落ちの波が今はきているかなと思います。
ソングライン【B】
大幅な上積みは見込めないものの、前走は少しスムーズに捌くことができないことが全てで、うまく運べていたら最上位争いまであったと振り返ります。
NHKマイルカップはハイパフォーマンス、富士Sでも勝利を収めている点はやはり好感。
負担重量は増えますが今回は外枠からのレースなので、うまく捌けそうな感じもしますし、やはり東京の1600mは1番の適条件と見て引き続き買いたいと思います。
ソウルラッシュ 評価【C】
この見解記事の中で唯一思い切る点と言ったらソウルラッシュはバッサリ切ることです。
連勝中で陣営からもセンスを高く評価する話が聞こえてきていますが、この馬は明らかに東京は不向きで血統背景からも時計勝負では及ばないなという判断を下しています。
馬場が渋ってくれればまた話も変わってくるかもしれませんが、それでも「稍重」より重くなってくれないと厳しいのかなと思います。
負担重量も今回初めて背負うことになる58kgですし、この馬にとっては厳しい競馬になると考えています。
セリフォス【A】
前走は序盤から噛んでしまって展開的にも差し、追い込みが台頭する中での粘り込み。トラックバイアス的にもちょっと良くないところを通ったのかなと感じたので負けても強かった内容と思います。
気性面を考えると前にうまく壁を作ってレースを組み立てることができるかどうかが最大の鍵。
前回使ってうまいことガスが抜けていればなという希望的観測ではありますが、そうなれば好勝負と見ています。
54kgは恵み。
馬体も一段と引き締まった感じもありますし、状態落ちは感じられません。
レシステンシア【B】
今回は決まって絶対逃げるマンがいないので、そこまで厳しい逃げにはならないと思います。
それでも1600mは現況長いと思うので、買うとしても相手候補までに留めようかなと考えます。
一夏超えてまたスプリント路線での活躍に期待します。
サリオス【C】
調整とそして調教後馬体重の変動がどうなのかなと思うサリオス。
本質的には中距離馬なのかなと思っていますが、あまりにも恵まれた体格と難しい性格面からマイルや短距離を使われてる存在だと思います。
今日は外枠ということもあり、また追われてからも案外なところがあるので少し評価を落としたいと思います。
ナランフレグ【B】
マイルの経験は一応あるものの、やっぱり少し長いのかなという点に加え大外枠は有利には働かないと考えます。
長いこと1200mで使い続けているのもあり、急にマイルは少し馬も戸惑うのものかなと判断。
完全なチャレンジャーとして今回は見て、評価はBにとどめます。
Tomの予想

◎セリフォス…見解にも書いたように道中の折り合いとうまく壁を作れるかと言ったような組み立てが非常に大切になってくるとは思いますが、能力の高さと斤量面で恵まれている今回は狙います。
○ソングライン…東京マイルなら軽視はできないので、前走はファインルージュには敗れていますが、ここは巻き返しに期待します。
加えてヴィクトリアマイルは低レベル戦ではなかったと思います。
▲イルーシヴパンサー…勢いままにマイル戦線の頂点に立てるかどうか一つ注目です。今日は58kgを初めて背負うことになるので最後の直線で若干甘くなるかもと見て3番手評価。ですが当然頭できてもと思います。
△カフェファラオ…もうフェブラリーSを勝った時から狙うと決めていたので、初志貫徹で。
△ファインルージュ…前走は不利がなければもっと僅差ないしはもしかしたら逆転があったというくらいのハイパフォーマンス。
間隔詰まったローテの成績が不安な厩舎なので、△までに留めます。
☆ロータスランド…俺プロの買い目には入れられませんでしたが、時計勝負にも対応できますし、本来はマイラー。
今回は混戦模様の影になって少し人気を落としすぎな感もありますので、面白い存在だと思います。「良」馬場発表でも一雨降ってくれることが理想的。



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