このページはカフェファラオの競走馬メモです。
馬主:西川光一
生産者:Paul P.Pompa
調教師:[東]堀宣行
主な勝ち鞍:2020ユニコーンS、2020シリウスS、2021フェブラリーS、2022フェブラリーS
馬場別成績 芝・ダ(良〜不良)
良 | 稍重 | 重 | 不良 | |
芝コース | (0-0-0-1) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
ダートコース | (4-0-0-2) | (1-0-0-0) | (1-0-0-0) | (0-0-0-0) |
コース別成績
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | |
札幌(右) | ||||
函館(右) | 1 | |||
福島(右) | ||||
新潟(左) | ||||
東京(左) | [4] | |||
中山(右) | [1] | |||
中京(左) | [1] | [2] | ||
京都(右) | ||||
阪神(右) | ||||
小倉(右) |
カフェファラオの脚質に関する考察
・先差し
テン1F平均は13.1と芝ダート問わず、マイル戦なら差しに構えることが多くなりそうですが、出していこうとすると12.2とかなりの速いダッシュ力も持っています。
重賞見解・レース後メモ
主に2021年11月以降のレースに関するTomの見解やレース後のメモをまとめています。
2021 チャンピオンカップ 評価【B】–11着
能力面では今回のメンバー内でも超抜で力量ではひけは取らない。
大外枠もこの馬にとっては味方してくれるのではないだろうか。
それでも気持ちの面で前向きさが出過ぎてしまい、コーナー4つの競馬では能力を発揮しきれないのではないかという懸念が個人的にはある。
カフェファラオはワンターンでこその馬だという認識で、昨年勝ったシリウスステークスもサクラアリュール相手になんとか地力で捕らえたとった感じ。
本質的にコーナー4回はこの馬にとっては減点要素になってしまうと思う。
またこの時と同じように外をぶん回すことになると、メンバーレベル的にも簡単に前が止まらずに届かないということも想定される。
中団からの差しに構える競馬が理想とは思うが、最後それで差し切りまでは疑問。
レース後メモ
矯正馬具(ブリンカー)の効果もあり、全体的に上手くいったとのことだが結果を伴うことができず。そうなると1周競馬は向きではないとしか。
2022 フェブラリーS 評価【A】–1着
連覇がかかるカフェファラオ。
昨年のフェブラリーステークス以降というのは、奮わない結果が続いてしまっているのの、東京の1600mというのはかなりの特殊条件でリピーターレース。
調整過程からしてもここで無理に評価を落とす必要というのもなさそうに感じる。
同じ左回り、直線が長く坂のあるコースということでチャンピオンズカップは関わりのある舞台として見られがちだが、具体的にはワンターンの芝スタートであったり、コーナーのキツさ、緩さ、中京も直線が長いことでは知られているものの東京との比較では約90mも違うので舞台としては全くの別物。連動性はほぼ皆無と見ていい。
カフェファラオについては昨年と同じローテーションそして、枠も大きく変わらず。
鞍上が変わったくらいで、これも不安視する人はするだろうけども個人的にはそこまで気にならない。
芝馬としてのポテンシャルが高いので昨年もかなりの好タイムで駆けたが、今年も余程厳しいペースを前受けするとか、終始馬群の狭いところで揉まれ続けるみたいなパターンにならなければ能力発揮は叶いそう。エンパイアメーカーからの系譜でも砂被りは大丈夫。
周りとの比較でも昨年とさほどメンバーも変わっていない。
ここで急激に力をつけてきた馬や、急激に大人びてきた馬も正直いなければ、むしろ加齢して高齢になって全盛期の山は越えてしまったと感じる馬もちらほらいるような相手関係。
力を出し切ることができれば、大崩れはないと結論づけたい。
レース後メモ
チークピーシーズ。道中好位から砂を被らない位置でうまく運ぶ。
終始外目で気分良く運べたことが功を奏したか直線もゴールまで力強い脚取り。
上がりは最速で後続に出番を一切与えなかった。
血統背景・雑感
父:American Pharoah
母:Mary’s Follies
(母父:More Than Ready)
母:Mary’s FolliesはミセスリヴェラS(アメリカ、芝1700m G2)の優勝馬。
姉には同じく1700m重賞、ペガサスWCF&Mターフ優勝馬のリーガルグローリー、またトランシルヴァニアS勝ち馬のナイトプロウラーも送り出されています。
ファミリーとしてもハービンジャーやスノーフェアリー、そしてフランケルといったような欧州最強馬のラインナップが並ぶような活力のある一族で、一貫して感じるのはマイルへの適性の高さでしょう。
同馬は父:アメリカンファラオを配したことで、スピード感溢れる気難しいダート馬という印象です。
日本での成績は一息ですが、アメリカンファラオ産駒は芝でも十分に勝負になるスピードがあり、アメリカでは良績を残している産駒も誕生しています。
馬体を見るとパワフルさに満ちていますが、フェブラリーSで見せたような弾丸のような走り、走破タイムからもワンターンのマイル戦であれば芝でも通用の目があると考えていますが、いずれにせよ気分よく外目を走ることが条件でしょう[2022/05/30]
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