この記事では5月22日、東京競馬場で行われるオークスの出走各馬の見解と予想を書いています。
お読みいただきありがとうございます!
競馬ブロガーTomです。
出走各馬の評価は【A】【B】【C】の三段階評価にしています。
A…本命候補
B…相手候補
C…今回は見送りたい候補
といった具合です。
A評価の馬は高確率で馬券に絡んでいます。B評価でも割と穴を拾えます。
評価方法は相対評価で、A評価馬は多くても3頭に留め、そしてC評価は頭数にもよりますが最低3頭あげるようにしています。
出走各馬については気になる馬、お目当ての馬の目次をタップすると一気にその馬の見解まで飛ぶことができます。
また各馬の項目下にはその馬の好走パターンに関する考察や血統背景についての記事も併せてご覧いただけますのでよろしければ予想にお役立てください。
オークス出走各馬の見解
ウォーターナビレラ【B】
桜花賞の内容があまりにも完璧だっただけに、今回への上積みはどうかなと考えています。
距離延長もこの馬にとって2400はギリギリだと思いますし、プラスには働かないのかなといったところ。
既に関東への遠征も経験済みで結果も残しているので、当日のテンション高になって消耗する心配はあまりしていませんが、当初はアドバンテージだった完成度の高さも徐々に周りに追いつかれてきている感があるので、今回は評価を少し下げることにします。
スタニングローズ【C】
直行ローテは好感を持てますが、地力勝負でどうなのかなと思うところです。
フラワーCの内容を振り返っても鞍上の好騎乗が目立つものだと考えていますし、今回はG1実戦テン乗りではいくらレーン騎手でもという感じがしています。
レーン騎手は追い比べや折り合いをつけることが上手だと思いますが、思い切りには欠ける騎手なので、無難に回ってきて掲示板より少し後ろの着順になるのかなという印象です
アートハウス【B】
馬っぷりの良さだけなら今回のメンバー内でも1、2だと感じているアートハウスです。
忘れな草賞では余裕を感じさせる内容でしたが、キャリアの浅さや格的なことを考えるとあまり強気になれません。
東京コースは初物。これも不安材料。
ただ血統的には数少ないこの距離を守備範囲として戦えそうな馬だと考えていますので、馬券には組みたい一頭です。
ルージュエヴァイユ【A】
前走は展開と馬場傾向に泣き、正直参考外かなと考えています。
前々で運べたメンバーでの上位決着でしたが、それでも5着まで追い上げたのは立派で、土曜の段階では差しもしっかり決まっていましたし、今回人気が落ちるようであればしっかりと狙い打つべき存在だと思います。
鞍上もこういう馬に乗せたらまた不気味で、テン乗りにはなりますが要マークで。
サウンドビバーチェ【B】
チューリップ賞から間隔を取っての臨戦。
母系から成長力があると思いますし、走りそのものにまだ芯が入っていないのかなとも思う時があるような馬ですが、今回血統的には面白いなと考えている一頭です。
ミスプロ系ながらも無駄肉のない体型なので、ゆったりとした流れになった際に穴を開けるのはこういう馬かなと思っています。
サークルオブライフ【A】
昨年の阪神JFの時からオークスはこの馬から狙いたいと思っていましたし、それは今も変わっていません。
Great Lady M牝系だけにスピード面が強調されていて、距離は正直長いと思いますが、桜花賞でも不利な馬場傾向ながらもそれを跳ね返すように上がり最速で4着。
今回は遠征もありませんし、しっかり脚をためられそうな枠にも入りました。
人気は割れて混戦の一戦ではありますが、ここでは1番崩れる可能性は低いと見ています。
ホウオウバニラ【B】
フローラSはいかにもお試しのような内容のホウオウバニラ。
出たなりのところで脚をタメて、終いを活かそうという思惑が感じ取れました。
しかし実際のレースは、開幕週で前有利。
早めに仕掛けるものの、傾向とは逆をいってしまったことが全てと思うような内容でした。
まだまだ途上な感じもしますし、トップスピード比べでは他との比較で若干劣りますが、姉にはオークスで3着のビッシュがいますし、スタミナ優位の配合型と見ているので、ここは大穴候補で狙いたいです。
ナミュール【B】
ロスなく折り合いに終始できればワンチャンスを考えます。
ですが、有力どころの中では1番距離延長が苦しいのかなとも思っています。
桜花賞では、馬場傾向的に厳しい外からの追い上げに泣いた形ですが、その泣いた馬たちの中でも最後は止まってしまっていた点が今回に向けて気がかりです。
能力は確かなので、B評価を打ちましたが、今回は適性外であることは間違いないのかなと思います。
エリカヴィータ【A】
フローラSの勝ち馬。
開幕週の馬場も合いましたが、終始スムーズに流れに乗って勝ち切ったのは改めて能力の高さを示したものだと思います。
距離延長に関してもフローラSの走りからは全く問題ないと見ています。
東京の中長距離戦はたまにプレザントコロニーの血が騒ぐイメージがあるので、この馬にもそれを期待しています。
ただG1テン乗りは少し気になる材料です。
ラブパイロー【C】
前走はスムーズにハナを取れ、展開も終始楽なものでの逃げ切りでした。
今回は一気にメンバーが上がるのと、流石に距離も長く、レース展開的にもドスローにはならないと思うので、見送り候補にします。
ベルクレスタ【C】
結構穴っぽいところで注目されている一頭かなと思いますが、個人的に今回は少し厳しいのかなと思います。
どの馬にも言えることなので、あまりそれを全面に主張はできませんが、やっぱり距離が長いかなと。
ドゥラメンテ産駒ではありますが、母父:ニューメラスが入ることで適性は短めに出やすいと思っていますし、最後の追い比べで止まりそうな感じがしています。
ライラック【C】
スタートで後ろからになってしまうことが癖づいているような感じがして、そこが最大の懸念点です。
今回遠征がない点はプラスですが、馬体減の回復も課題ですから、本領を発揮できる状態にあるかどうかが疑問です。
若干スランプな感があるので、今回は様子を見たいと思います。
パーソナルハイ【B】
厳しいローテーションの中でも堅実に戦い抜いているパーソナルハイもスムーズにハナを取れれば怖い存在です。
前走はそこまで厳しい展開にならなかったとはいえ、それでも序盤は絡まれたりと最初から最後まで決して楽逃げではなかったということは忘れてはいけない部分でしょう。
流石に3歳牝馬をここまで使い詰していると疲れが気になったりもするので、今回は重たい印は個人的には打ちませんが、怖い存在だとは思っています。
シーグラス【C】
トップスピードで他馬と比較した際に少し厳しいのかなと考えています。
ゴールドシップ産駒ということから距離適性が引き伸ばされて穴候補としての見方もあるようですが、横の比較でどうなのかなと思うところです。
ピンハイ【C】
新馬戦、フィリーズレビューに桜花賞とかなり気持ちの強い部分を見せての追い上げを見せたピンハイ。
今回は広い府中コースに舞台が変わって、遠征。
さらには小柄な馬にとってはあまりプラスに働かない距離延長だと思うので、本来の姿見るのはここではないと判断しました。
プレサージュリフト【C】
ライラック同様スタートが鍵で、外枠もどうなのかなといった感じです。
クイーンCではスターズオンアースを下しましたが、距離が伸びていい馬だとはちょっと思えません。
牝系からはクラシック向きな馬からスプリンターまでバライティに富んだ活躍馬たちが輩出されていますが、母や祖母がスプリンターでしたし、現時点でこの馬はマイラーだと思うので、東京替わりは良いものの強気にはなれません。
ニシノラブウインク【B】
フラワーカップよりかは条件がいいのかなと。
ただかなり外の枠になってしまった点が痛手です。
馬体の感触的にも、横の比較で今回は上位だと思いますし、よくも悪くも相手なりな一面も併せ持つので、本当に枠順だけ恵まれなかったよな。という印象です。
ここでコースロスを抑える一工夫があれば前進あってもと考えます。
スターズオンアース【B】
1番外の枠に入ってしまったために、表はBにしました。
ファミリー的にもここに適性は十分あると考えますが、本当にこの枠だけ惜しいと感じます。
今年の序盤からオークス向きだと思っていましたし、東京2400mは牝馬にとっては適性がモノをいう舞台だと思うので、全く買わないという評価にはしませんが、アタマは怪しいよな。と思っています。
Tomの予想は

◎サークルオブライフ…昨年の阪神JFで見た時からここでこそと思っていました。初志貫徹で。
○エリカヴィータ…同厩舎での本命対抗はどうかなと思いましたが、十分に舞台適性があると判断して今回2番手評価にしました。
▲ルージュエヴァイユ…見解と書いたことが全く被りますが、前走はあまりにも恵まれない中でも5着追い上げは好内容と見て。
どうかスムーズに捌けた際の競馬が見たいなと思う次第です。
△1スターズオンアース…能力確かもこの枠だけです。これも見解と被りますが、アタマはどうかなという感じです。ボックス買いなんですけどね笑
△2アートハウス…間に合ったから出そうという感じで、もっと力をつけてくるのは先々だと思います。距離は十分こなせる範囲。ただ人気しすぎな感もあります。
☆ホウオウバニラ…俺プロの買い目には入れませんでしたが、リアルの馬券には同馬も組むと思います。もう少し前目のポジションでの体力比べではここでも劣らないのではと考えています。


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