この記事では3月26日、中山競馬場で行われる日経賞の出走各馬の見解と予想を書いています。
お読みいただきありがとうございます!
競馬ブロガーTomです。
出走各馬の評価は【A】【B】【C】の三段階評価にしています。
A…本命候補
B…相手候補
C…今回は見送りたい候補
といった具合です。
A評価の馬は高確率で馬券に絡んでいます。B評価でも割と穴を拾えます。
評価方法は相対評価で、A評価馬は多くても3頭に留め、そしてC評価は頭数にもよりますが最低3頭あげるようにしています。
出走各馬については気になる馬、お目当ての馬の目次をタップすると一気にその馬の見解まで飛ぶことができます。
また各馬の項目下にはその馬の好走パターンに関する考察や血統背景についての記事も併せてご覧いただけますのでよろしければご覧ください。
日経賞 出走各馬見解
ディバインフォース【B】
ステイヤーズSを勝ち上がって重賞ウィナーの仲間入りへ。
今回は再内枠ということでじっくり構えられそうで、ポジションも少し前々で運べればキレまけするということはないと思います。
懸念材料としては、ステイヤーズSはかなり特殊な舞台設定なので、2500mと主流条件で戦ってきている馬がギリギリ凌そうな2500mに短縮した今回、力勝負で及ばない可能性があることです。
ステイヤーズS自体も格上挑戦だったので、その点は忘れずにおきたいところになります。
ハヤヤッコ【C】
芝のレースは2歳時以来になりますし、一族の中ではキレる脚を使える印象があるものの今回は他馬との比較で少し厳しいレースになるのではという印象があります。
エフェクトオン【B】
競走馬メモにも書いたことになりますが、一脚を繰り出せるところが魅力のエフェクトオンは今回4番枠から中団インでタメる競馬が理想だと考えています。
じっと我慢して4角から少しずつアクセルを踏んでインを捌いてスパートができれば上位候補は強力であっても2、3着はあってもと思います。今回穴っぽい存在だと思います。
サクラアリュール【C】
視線の先を芝に向けてきましたが、サクラアリュール自身の血統構成はもう超ダート馬という感じなので、ここでの躍進はなかなか難しいのではと考えています。この距離を試すのは年齢的に渋くなってきたからでしょうか。
ワイドエンペラー【B】
前々走、最後の直線で左にモタれるところがあり、それを矯正しようと左ステッキが入ったところ右に飛んでいくような仕草を見せたりとまだ未完成な部分を残している印象が強い一頭ではあります。
ワイドエンペラーは左回りキッチリ結果を出していますが、重賞で活躍した兄たちはいずれも右回り巧者。
天候次第ではありますが時計がかかるような条件になれば一発を期待しています。
ボッケリーニ【B】
器用に立ち回れますし、おそらくまた距離を伸ばしても大きくは崩れない優等生な競馬をしてくると思います。
前走に関しては、4角でどうしてもいく場所がなくて馬場の良くない最内を選択。
伸びてはいましたが、やはり内外馬場の差に泣いたといったところでしょうか。
折り合いにも苦労しなさそうな馬ですし、改めて距離延長も大きな障壁にはならないと思っています。
ですが今回は初めての距離とコーナーの回数ということもあり、少しばかり評価を落としました。
ボッケリーニの器用さを持ってすれば全く苦にせずクリアしてきてもおかしくはないと思います。
ヒートオンビート【A】
重賞ではあともうワンパンチ足りない印象がありますが、ここ2戦の内容を評価してのA評価にしました。
2戦続けて4角では少し捌きづらい場面があった中でも終いまで脚をしっかりと伸ばして連続して入着を果たしている点を今回高めに評価しました。
チャレンジカップに関しては相手が悪かったなと振り返りますし、中山金杯では想定よりも少しポジションが後ろになってしまった点が悔やまれます。
だからといって今回スムーズな競馬ができるいう保証はありませんが、綺麗に捌けたら更なる前進があっても良いと考えています。
スッキリと映す馬体の持ち主ですし、今回の距離延長も問題ないと思います。
クレッシェンドラヴ【B】
前走のAJCCでは、キャッスルトップの隣枠ということもありいいポジションが取れました。久々ながらもそこからいい感じで流れに乗れていたと思いますし、直線も最後は止まりましたが、なかなかの好内容だったと振り返ります。
前走同様流れに乗れるかが焦点ではありますが、血統傾向的にもここで見限るのは早いと考えます。
ランフォザローゼス【B】
今回の4.5Fの短縮は正直歓迎ではないと思いますが、ステイヤーとしての資質を示した前走に続いてほしいところです。
2走前の白富士Sでは一脚繰り出して、先頭を奪うのかなという脚勢を見せたように確実に一脚を繰り出せるのであれば、中山ならなおのことその脚を活かしやすいのではと考えています。
トラストケンシン【C】
中長距離を舞台に堅実に駆けているトラストケンシンは、展開がハマってくれないことにはどうしようもないのかなと考えています。
明日はあまり前は流れないと思うので、展開利があまり見込めない分評価を落としました。
タイトルホルダー【A】
格的にもここは負けられない一戦だと思います。
ハイペース引っ張ることもできますし、スローのヨーイドンでもある程度の上がりでまとめることもできるので、今回のメンバー比較では弱点が見つからないかなと思うのが正直なところです。
鞍上も2度目で、今回も積極的な運びに期待したいと思います。
アサマノイタズラ【B】
噛み合わないレースぶりが続いていましたが前走のAJCCで復調を見せたと思います。
中山の中長距離戦は血統的にも1番合うと思いますし、実績も既に出していることがその証左でしょう。
馬場にもよりますが外寄りの枠なので、あまり無理してポジションを取りにはいかずにコースロスを抑える内容に期待したいと思います。
ラストドラフト【B】
昨年は毎日王冠から天皇賞・秋と強豪相手にそこまで大きく負けなかった点が評価されているのか今回も結構人気先行な印象を受けています。
ノヴェリスト産駒は一見するとドイツの活躍馬だけあって、重馬場もこなせると思われがちですが、実際は緩い馬場はあまり得意ではないので、「稍重」より馬場コンディションが悪化するようなら今回はさらに評価を下げたいと考えています。
ウインキートス【B】
できれば内枠が欲しかったなと思うウインキートス。
理想は好位インでタメる競馬をして欲しかっただけに、この枠では少し嫌ってみたい。
ゴールドシップ産駒ということもあり、非根幹距離で狙ってみたい存在ではありましたが、今回はこの枠だけが気になっています。
あとはどれほど復調できているかも鍵になってくると思います。
スマイル【C】
大外枠を少し嫌ってみたいところです。
前走は初重賞ながらも見どころのあるレース運びをしましたが、これ以上の距離延長も微妙なのかなという評価です。
折り合いが上手なこの馬にとっては中山2200mがベスト舞台だと考えています。
Tomの予想は
◎タイトルホルダーにします。ここは逆らわず。

◎タイトルホルダーはここは通過点だと思いますし、次に向けて下手なレースはしてこないと思います。ここは中心視。
○ヒートオンビートに。ここ2戦の内容は不完全燃焼と判断しています。距離伸びてどうなのかなという側面も残しますが、横との比較では◎以外だと上だと思っています。
▲アサマノイタズラを据えます。後ろから運ぶ分、3番手評価に。前走は外を回しすぎた分の4着だと思うので、外目の枠ながらもホープ騎手に一工夫あればさらなる前身を期待しています。
△エフェクトオンは、長くいい脚こそ繰り出せませんが、重賞でも成績は安定しています。一脚は繰り出せるので好枠で脚をタメ内容で上手く捌ければ。
注はワイドエンペラーにしました。格上挑戦で能力的にも足りないかも…は覚悟の上での印です。この馬には雨が降って環境が向いてくれることを期待しています。


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