このページはサリオスの競走馬メモです。
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム
調教師:[東]堀宣行
主な勝ち鞍:2019サウジアラビアRC、2019朝日杯FS、2020毎日王冠
馬場別成績 芝・ダ(良〜不良)
良 | 稍重 | 重 | 不良 | |
芝コース | (3-1-0-3) | (1-1-0-0) | (0-0-0-2) | (0-0-0-0) |
ダートコース | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
コース別成績
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | |
札幌(右) | ||||
函館(右) | ||||
福島(右) | ||||
新潟(左) | ||||
東京(左) | 3 | 1 | 1 | |
中山(右) | 1 | |||
中京(左) | 1 | |||
京都(右) | ||||
阪神(右) | 1 | 3 | ||
小倉(右) |
サリオスの脚質に関する考察
・先行
過去10戦のテン1F平均は12.9と短中距離を舞台にする馬としてはあまり速くないタイプですが、ブリンカー効果で前向きさが出てきました。
スパッと切れるというよりかは持久力を活かす競馬で結果を出しているので、できるだけ広いコースで前目の位置で脚をタメる競馬が理想ではないかと考えています。
重賞見解・レース後メモ
主に2021年11月以降のレースに関するTomの見解やレース後の関係者コメントをまとめています。
2021 マイルCS 評価【A】–6着
2歳時から素質の高さは世間に織り込み済み。
筋肉隆々で、戦車のような体型からいかにもマイルかそれよりも短い舞台で強そうな印象を受けるものの、これは堀厩舎の調教の効果と言えるもの。
血統面から見ていくと、本来は2000m以上がベストパフォーマンスを発揮できそうな印象。
父が異なるので完全な裏付けまでとはいかないが、姉のサラキアは引退する3走前から府中牝馬ステークス(重馬場・1800m)エリザベス女王杯(2200m)2着。有馬記念(2500m)2着と上がりの時計がかかったり中長距離で活躍を見せた牝馬。
サリオスはハーツクライ産駒でまさにこれからが本格化を迎える時期、そして今回のマイルチャンピオンシップは予め上がり時計がかかることが予測されるので、舞台は合いそう。
あとは内目の枠をどう捌くか。
レース後メモ
ブリンカーの効果かレース前半は力む場面が目立った。直線入口で先頭も、それも坂下まで。最後は一度捕らえたホウオウアマゾンにも差し返されてしまった。
香港マイル レース後メモ–3着
今回はブリンカーなし。押し出されるように先頭でレースを引っ張った。最後まで止まっていないように見えたが…決め手の差か。
2022 高松宮記念 評価【B】–15着
最内枠からのダッシュが一つ課題になりそうなサリオス。
気性の前向きさを買っての参戦ということになりますが、やはり本質的にはスプリント戦線での起用には今は疑問が残ります。
輸送前馬体重に関しても大きく増えているとのことで、成長力があるハーツクライ産駒とはいえ、そこは太いのか成長分なのかを慎重に見極めることが大切だと思います。
個人的には、サリオスは1600m〜2000mという見方をしているので今回は適性外判断。内枠で包まれて不完全燃焼というパターンも懸念されるので少し評価を落とします。
レース後メモ
スタートを決めて好位の後ろ流れに乗った。
4角から直線入口で外に持ち出すが、そこからは伸びず坂を伸び登り切ってから失速。
血統背景・雑感
父:ハーツクライ
母:サロミナ
(母父:Lomtas)
曽祖母:Saldeの牝系からはドイツオークス馬のセリエンホルデが送り出され、ここからはシュネルマイスターが誕生しています。
母:サロミナもドイツオークスを制しており、ドイツオークスにゆかりのある一族。
姉のサラキア(父:ディープインパクト)はラストランとなった有馬記念で11番人気ながらも大外から追い上げ2着と力走を見せました。
サリオス自身は2歳の頃から非凡な能力を発揮し、一気に2歳チャンピオンマイラーへと駆け登りましたが、そこからクラシック路線は強敵コントレイルを前に太刀打ちが出来ず秋からは改めてマイル路線へとシフト。
古馬になってからは、陣営も1戦ごとに馬具を替えていたりと工夫が見受けられる点から気難しい面が前に出てきているのかなと感じています。
血統からみると、サリオスは2000mが1番レースをさせやすいのかなと考えていますが、大型で筋肉質な体型からしてマイル〜1800mが適舞台でしょう。
それでも気難しく、そこをうまくコントロールできないあたりから距離短縮を図ったという陣営の意図を汲みましたが、やはり短距離向きではないことは高松宮記念の走りから明白だと思います[2022/06/03]
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