このページはグレナディアガーズの競走馬メモです。
2021阪神C終了時点までの成績を参考に、好走パターンに関する考察や血統背景等をまとめています。
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
調教師:[西]中内田充正
主な勝ち鞍:2020朝日杯FS、2021阪神C
馬場別成績 芝・ダ(良〜不良)
良 | 稍重 | 重 | 不良 | |
芝コース | (3-2-2-2) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
ダートコース | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
コース別成績
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | |
札幌(右) | ||||
函館(右) | ||||
福島(右) | ||||
新潟(左) | 1 | |||
東京(左) | 1 | |||
中山(右) | 1 | |||
中京(左) | 1 | 1 | ||
京都(右) | ||||
阪神(右) | 3 | 1 | ||
小倉(右) |
阪神巧者のパワースプリンター[2022/03/22]
持ち時計(距離別、上がり)
−持ち時計【時計(上がり3F)、日付−着順 】
・中京芝1400m 1.20.1(34.9)
2021.3.20–2着
・中山芝1600m 1.32.1(34.0)
2021.9.12–3着
−上がり3F【時計(日付、競馬場、距離、着順)】
最速34.0(2021.12.25阪神芝1400m[阪神C]–1着)
最遅37.0(2020.9.19中京芝1600m–4着)
グレナディアガーズの脚質に関する考察
・先差し
テン1F平均は12.7とスプリント路線ではややゆったり型。スパッと切れるタイプではないと思うので、できるだけいい位置で折り合って競馬したいところでしょう。
重賞見解・レース後メモ
主に2021年11月以降のレースに関するTomの見解やレース後の関係者コメントをまとめています。
2021 マイルCS 評価【B】–13着
人気薄を跳ね返して昨年の朝日杯フューチュリティーステークスを勝利。
一躍今年のマイル戦線を賑わせる存在と期待されたが、期待値に比べこれまでの活躍ぶりにはワンパンチ足りない印象。
やや気難しいところがあるのか、今年は勝ち切れない競馬が続いている。
ただ、グレナディアガーズが負けてきた同世代は古馬相手に健闘。
NHKマイルカップで敗れたシュネルマイスターは安田記念3着。ソングラインは富士ステークスで古馬を一蹴。
ファンコンステークスも僅差で敗れたルークズネストはスワンステークスで差のない4着とこちらも力走。
今回の上がり時計がかかりそうな馬場は持ってこいの血統構成。
フランケル産駒は勢いで走る傾向が強く、いい結果が出ているときはその波を継続させやすくスランプに陥るとなかなか厳し一面を持つことからもなんとかここで結果を残したいところ。
テン乗りの池添騎手は乗り難しそうな馬を操る腕なら超一流と筆者は常々評価。これはプラスに捉えたい。
レース後メモ
前に壁を作れずに終始力みっぱなし。マイルでは道中のペースがやや遅いか。消耗した分、直線も伸びきれなかった印象。
2021 阪神C 評価【B】–1着
前走のマイルチャンピオンシップは道中ムキになるところがあり、折り合いを欠いた。それが全てだったと思う。
元より2歳時から能力は評価されつつも、気性面の課題との常に隣り合わせ。
前走から1F短縮はプラス。
追い切りも馬なりでもしっかり駆けているようなので、道中のペースが流れてくれたり、前に馬を置いて追走した方が能力を発揮できそう。
凸凹になった馬場も血統面から全く問題ないと見て。
マイルチャンピオンシップの記事にも書いたが、グレナディアガーズが負けてきた同世代はレベルが高く、この馬も能力そのものは高いことは既に証明済み。
フランケル産駒は、勢いで走る傾向が強いのでここで巻き返せれば来年が楽しみになる。
鞍上も新味を求めてC.デムーロ騎手を起用。
G1ではテン乗りで最高の結果を残せていない鞍上だが、幾分気軽に乗れそうな今回は諸々噛み合ってくれれば。
レース後メモ
発馬一息も前走との比較で前に壁も作ることができ、折り合っているように見えた。直線の伸びは非凡。道中は速い流れの方が合う。1200mでも。
血統背景・雑感
父:フランケル
母:ウェイヴェルアベニュー
(母父:Harlington)
母:ウェイヴェルアベニューはダ7FのG1、BCフィリー&メアスプリントの勝ち馬でスピードに優れていた牝馬。
フランケル産駒はデインヒルからのスピードとガリレオからのスタミナを共によく産駒に対して継承させるイメージがあるものの、そこには気性難も伴う印象が強く、適性距離や舞台適性はその馬の気性面で定まるのではないかと考えています。
グレナディアガーズは若駒の頃から気難しい面を覗かせており、そしてここは母の特性をよく引いているのか特に道中のペースが緩む展開があまり得意ではないようです。
テンからある程度スピードに乗せていくような米国型競馬のようなレースの作り方の方があっているように感じます。
この気性の前向きさを存分に活かすのであれば、1200mでもと思いますし、阪神カップで見せた末脚からも能力の高さは明らかでしょう[2022/03/22]
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