このページはトーセンヴァンノの競走馬メモです。
2022スプリングS終了時点までの成績を参考に、好走パターンに関する考察や血統背景等をまとめています。
馬主:島川隆哉
生産者:エスティファーム
調教師:[東]小桧山悟
主な勝ち鞍:
馬場別成績 芝・ダ(良〜不良)
良 | 稍重 | 重 | 不良 | |
芝コース | (1-2-1-5) | (0-0-0-2) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
ダートコース | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
コース別成績
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | |
札幌(右) | 1 | 1 | 1 | |
函館(右) | 1 | 1 | ||
福島(右) | ||||
新潟(左) | ||||
東京(左) | 1 | |||
中山(右) | 3 | |||
中京(左) | 1 | |||
京都(右) | ||||
阪神(右) | 1 | |||
小倉(右) |
持ち時計(距離別、上がり)
−持ち時計【時計(上がり3F)、日付−着順 】
・函館芝1200m 1.09.8(34.4)
2021.7.10– 2着
・中山芝1600m 1.35.5(35.0)
2022. 1.5–5着
・東京芝1800m 1.48.0(34.6)
2021.11.20–10着
・中京芝2000m 2.01.4(35.6)
2022. 2.6–7着
・阪神芝2200m 2.13.7(35.0)
2022. 2.26–6着
−上がり3F【時計(日付、競馬場、距離、着順)】
最速34.4(2021.7.10函館芝1200m– 2着)
最遅36.9(2021.9.4札幌芝1800m[札幌2歳S]–3着)
トーセンヴァンノの脚質に関する考察
・先差し
テン1F平均は13.1と平均値だけでは普通かなという印象です。
ただ出して行けば最速で12.5をマークしていたり、スタートさえ決めてポジションを取ろうと思えば取れる馬だと思います。
重賞見解・関係者コメント
主に2021年11月以降のレースに関するTomの見解やレース後の関係者コメントをまとめています。
2021 東スポ杯 2歳S 評価【C】–10着
父ヴァンキッシュラン×トーセンソニアという完全なる島川オーナー血統。
6月末の札幌デビューから堅実に結果を残し、札幌2歳ステークスでも3着と力走。
今回初めての東京コースとなるが、広い直線を使ってのスピード持久力比べでは分が悪そう。
ヴァンキッシュランの父はディープインパクトも母はガリレオ産駒と欧州型。
そしてトーセンヴァンノの母トーセンソニアの父はファンタスティクライトということからもスピード比べよりかは馬場が渋った時や馬場がかなり荒れている時などに狙いたい。
レース後メモ
スタート直後、やや右にもたれる面あり。
硬い(高速)馬場は合わないとのこと。
2022 京成杯 評価【C】–13着
小桧山厩舎らしい積極起用の目立つトーセンヴァンノ。
仕上がりの早さをアドバンテージにここまでキャリアを積んできたが、それもそろそろ周りに追いつかれる時期が近づいてきた。
オーナーの持ち馬同士での生産馬で、ヴァンキッシュラン産駒は数少ないが、おそらく構成的には距離が伸びてこその馬。
重賞競走では相手が少し悪いかなといった印象で、次走以降に狙いを立てたい。
レース後メモ
4角不利有りも、やや地力で厳しい印象。
2022 きさらぎ賞 評価【C】–7着
キャリアは豊富、トーセンヴァンノ。
今回がデビュー9戦目。重賞未勝利馬ながらも本賞金は3000万を超えているのは立派。
京成杯では見せ場なく敗れてしまったように相手関係で少し頭打ちかもしれない。
血統的には、今回のようなある程度の距離があることと、スピード馬場よりはタフな馬場の方が合いそうな感じ。
個人的にはしっかりと一息入れてからの自己条件戦での走りに注目したい。
京成杯と同じ中山の2000m戦や2200m戦、また一脚は繰り出せるので、水を含んだ時の広い東京コースの走りにも注意したい。
レース後メモ
これまでのレースぶりからも最後はジリ脚といった感じで。時計がかかりそうな時でこそ。
2022 スプリングS 評価【C】–13着
キャリアは豊富ながらも少し地力比べでは現況厳しい印象を受けています。
ただ血統的には湿った馬場はプラスに働きそうなので、今回この馬場の中でどんな走りをするかは今後の展望も含め、しっかりと見ておきたいと思います。
レース後メモ
スタート5分から好位の外で流れに乗る。全体のペースアップにも対応できていたがそれも4角まで。ハミを取る様子もなくズルズル後退。
血統背景
父:ヴァンキッシュラン
母:トーセンソニア
(母父:ファンタスティックライト)
母:トーセンソニアは中央 1勝馬。
父:ヴァンキッシュランは、ディープインパクト産駒ながらもその母:リリーオブザヴァレーの欧州的個性を強く引き継いだ馬で、タフな展開や長距離向きのスタミナタイプの馬でした。
トーセンヴァンノは、数少ないヴァンキッシュラン産駒の中でもオープン馬として活躍が嘱望されていますが、父同様に少し勝ち味に遅く、あまりキレるタイプではない印象があります。
厩舎サイドの積極起用にも応えるタフさもありますし、距離経験も豊富。
その中でもベストは、結果を出した小回りの1800m〜将来的には2400mあたりになるのかなと思っています。
馬場適性としては、かなり渋った馬場になれば一度狙ってみたい存在です。
ダートはあまり合わないかなと考えています。[2022/03/17]
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