この記事では3月13日、中京競馬場で行われる金鯱賞の出走各馬の見解と予想を書いています。
お読みいただきありがとうございます!
競馬ブロガーTomです。
出走各馬の評価は【A】【B】【C】の三段階評価にしています。
A…本命候補
B…相手候補
C…今回は見送りたい候補
といった具合です。
A評価の馬は高確率で馬券に絡んでいます。B評価でも割と穴を拾えます。
評価方法は相対評価で、A評価馬は多くても3頭に留め、そしてC評価は頭数にもよりますが最低3頭あげるようにしています。(C評価は今回2頭とさせていただきました)
出走各馬については気になる馬、お目当ての馬の目次をタップすると一気にその馬の見解まで飛ぶことができます。
また各馬の項目下にはその馬の好走パターンに関する考察や血統背景についての記事も併せてご覧いただけますのでよろしければご覧ください。
金鯱賞 出走各馬見解
ショウナンバルディ【C】
重賞を勝った中日新聞杯と同じ舞台にもどしての一戦。
中日新聞杯の1勝と最内枠に入ったという点からも周りは手放しでマイペースを許さないと思います。
ジャックドールや、レイパパレといったできれば逃げたくはないんだけどという馬たちの目標にされるとやや荷が重い気もしますし、この2頭のどちらかが思い切っていくのであれば思うような競馬に持ち込めない可能性も高そうです。
ギベオン【C】
一昨年の金鯱賞では周りのノーマークや強風もあって波乱を演出。
ただ近況はさえないのと、前走は完全にメイショウカズサの潰し役になってしまいオーバーペースでバテてしまったあたり、反動もありそうですし今回も厳しい競馬が想定されます。
ジャックドール【A】
前走はかなりの好時計での逃げ切り勝ち。
中距離戦だけに時計面で一概に判断できないところはあるものの、単純な時計比較では天皇賞・秋でも通用するものでした。
能力非凡は間違いなしで、まだ競馬を覚えさせたい段階ではあるということですが、開幕週の馬場は合います。相手関係でも使われている強みがあるので好勝負必至だと思います。
ソフトフルート【B】
どのレースにも言えることですが、ソフトフルートは展開の助けが欲しいところです。
今回は前に行って結果を残している有力馬がいますが、そのうちジャックドールもレイパパレもどうやら控えたいとのことで、道中のペースアップはそこまで望めないのかなと思っています。そうなるとやや展開不向き。
開幕週も相まって前が止まらない要素も多めなので、差し届かず。
届いて3着までという読んでいます。
ポタジェ【A】
前走のAJCCに関しては状態面として「なんとか間に合った」という感じだったようで、本調子ではなく。
一度使われて状態面は間違いなく上がってきていると見ています。
器用な馬で、どこのコースでも堅実に駆けてくるところがポタジェの強み。
ポジションも上手に取れる馬ですし、総じて競馬の上手な馬だと思います。
ものすごい時計勝負にはならないと思いますし、今回も大きく崩れる要素がこれと言って見つからず、連複連単で狙うなら切るのは御法度な気がします。
アカイイト【B】
今年の初戦。前走の有馬記念は流石に距離が長かったかあなと振り返ります。
鉄砲実績はある方で、休み明けでもいきなり走れる印象があります。
エリザベス女王杯と前走と課題だった折り合いも道中しっかりつくようになってきているようで、まさに充実一途ではないでしょうか。
あとは展開が見てくれるかどうか。
大外を回すようなパターンでは今回は少し厳しい気がします。
シャドウディーヴァ【B】
今回穴っぽい一頭。
ジャパンカップの時も穴っぽいと評する人が多かった馬ですが、この時は横山典弘スペシャルの一つであるいきなり先行が炸裂しかけたレースでした。
ただアリストテレスに乗っていた横山武史騎手も同じスペシャルを炸裂した影響で、1コーナー付近で不利、そして逆手前でコーナーを回っていました。
そんなチグハグな中、7着に踏ん張ったのはかなり収穫があったと思いました。
前走については、苦手だと思われる右回りに2500mは流石に長いもので敗因は明かでした。
本当はワンターンの左回りの方がベストだとは思いますが、今回も条件は大幅に好転、自分のリズムに徹して一脚に徹することができれば上位進出の場面があってもと思います。
アラタ【B】
スピード型というよりかはパワー型の中距離馬で、今回の舞台は合うと思います。
ただ、開幕週よりかは開催が進んだ凸凹馬場であったり、馬場に水が含んで全体時計がかかるタフなコンディション向きです。
今回は少し逆境な気がしますが、強豪相手にどこまで踏ん張りが効くか注目したいと思います。抑え候補。
シフルマン【C】
能力の高さは前々からかなり高く評価していますが、以前の見解にも書いたように気分屋なところがあり、かなり成績にムラがあるので今回もアテにはできません。
前走は、合わない馬場ながらも外枠で気分良く行けたことが好走の鍵だったと思います。
外目の枠に入りましたが、レイパパレに外から被されたりすると戦意喪失してしまいそうなので今回も重い印は打てないという状況です。
レイパパレ【B】
仕切り直しの一戦となるレイパパレ。
調教では我慢が効くようになってきているとのことで、このコメントからも今回は前をいかせて外2、3番手の競馬に徹したいという思惑が伝わってきます。
行きっぷりからして悪かった香港遠征の時は、馬体は大きく減らしてしまったものの、その馬体減も戻してきているようなので、体調に関しては間違いないなく前走以上と見ています。
大阪杯が本番でここは叩き台という意見がほとんどですが、今回も下手なレースはしてこないのではないでしょうか。
ただ稽古とレースは異なるものなので、実際走る段階になって折り合いがどうなるか。この点が気になってB評価にしました。
ステラリア【B】
社台の馬なので、休み明けはそこまで問題はないと思います。
フォトパドックを見た感じでも馬体にほとんど緩みも感じさせませんし、体調は概ね良好なんだろうなということが伺えます。
レースとしては少し展開の助けが欲しいところではありますが、自分から動いてどこまで頑張れるかというのがこの馬の今回の課題になってくるかなと考えています。
タフさが求められる中京コースそのものは合うと思うので、あとは地力でどこまで頑張れるか注目したいところです。
厩舎の名牝、クロノジェネシスの後を担うような活躍にも期待しています。
ランブリングアレー【B】
今回は別定戦ということもあり斤量が54kgになるのは恵みです。
外枠には入りましたが、勝負どころから徐々にスピードを乗せていきたいと思うので、捌きやすいこの枠はあまり気にしなくていいと思います。
あとは展開が向いてくれるかどうかに尽きると思います。
前がかりになればタフな追い比べが得意なこの馬にもチャンスは十分にあるのかなと考えています。
サンレイポケット【A】
前走で右回りを克服しましたが、やはりサンレイポケットはサウスポーのイメージが強く自然と条件が良くなったというように感じてしまいます。
今回は賞金加算もしたいとこでしょうし、メンバー比較でも一度使っている強みがあるので、状態面で見てもチャンスは大きいと思います。
大外枠に入りましたが元よりゆったりレースの流れに乗っていくタイプでもあるので、その点はあまり気にしなくてもいいと考えています。
あとは先行馬が作るペースと、流れ次第ではないでしょうか。馬場をよく読める鞍上なので、距離ロスなくインから掬うように突っ込んでくる場面で決め手が活きれば。
Tomの予想は
◎サンレイポケットにします。

見解にも書いたように大外枠からのレースもゆったり出るサンレイポケットならあまり不利にはならないでしょうし、内を見ながら徐々に鮫島騎手がコースロスなく運ぶ競馬に徹する姿が1番想像に難くなく、堅実な競馬をしてくれそうという思いからもサンレイポケット本命視します。
一度叩いて馬体もシュッとしてきた印象を受けましたし、春G1に向けても確実に賞金加算をしたいという立場でもありますから下手なレースもしてこない可能性が1番高いと見ています。
ジャックドール、レイパパレはどちらも先行馬で有力ですが、どちらも前を行かせて折り合う競馬を覚えさせたい段階とのこと。
さらにレイパパレに関しては、かなり気性的な難しさを抱えていると思うので、若干アテにしづらいところもあります。
穴で狙うなら条件が大きく好転するシャドウディーヴァです。


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