このページはミスニューヨークの競走馬メモです。
馬主:高昭牧場
生産者:高昭牧場
調教師:[西]杉山晴紀
主な勝ち鞍:2021ターコイズS
馬場別成績 芝・ダ(良〜不良)
良 | 稍重 | 重 | 不良 | |
芝コース | (1-1-4-6) | (2-0-0-2) | (2-0-0-0) | (0-0-0-0) |
ダートコース | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
力強さに優れ、馬場が渋るのは歓迎といったところ[2022/03/09]
コース別成績
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | |
札幌(右) | ||||
函館(右) | ||||
福島(右) | 1 | |||
新潟(左) | 1 | |||
東京(左) | 1 | |||
中山(右) | 3 | 1 | 1 | |
中京(左) | ||||
京都(右) | 1 | 2 | ||
阪神(右) | 1 | 2 | ||
小倉(右) | 1 | 1 | 1 | 1 |
ミスニューヨークの脚質に関する考察
・差し、追い込み
近10走のテン1Fの平均は13.3とやや遅め。
ターコイズSでの差し切り勝ちは鮮烈でしたが、基本的に出たなりのポジションでじっくり道中脚を溜めることができれば能力は発揮してくれそうです。
過去に12.9や12.8と少し出していったレースもありますが、共に4着5着と終いが甘くなるのかポジションを取りに行く競馬はあまり良くはないようです。
重賞見解・関係者コメント
主に2021年11月以降のレースに関するTomの見解やレース後の関係者コメントをまとめています。
2021 ターコイズS 評価【B】–1着
小回りコースや時計がかかってこそのミスニューヨーク。
活躍へは能力だけではなく、環境的にも一押し欲しい存在で、当日の馬場コンディションが稍重以上に水を含むようならこのメンバーでも通用しそうで。
上がりは確実に時計を出してくるものの、キングズベスト産駒ということだけあって、本質的にはサンデー系にはスピード負けしてしまうタイプ。
6走前のスピカステークスのようにタフな馬場になってくれたらミスニューヨークにとっては絶好の舞台で、大きな後押し。
馬場が渋れば一気に狙っていきたい存在だがあまりに人気するようであれば、別の馬から狙いたい。
レース後メモ
スタートで後手。道中は後方から運ぶことになりましたが、直線大外分回しで差し切り勝ち。十分見た目にもインパクトのある勝ち方でしたが、馬場も味方して着差以上の内容だったと思います。
2走前の府中牝馬ステークスでは勝負所で不利をもらい能力を発揮し切れなかった分、その鬱憤も晴らすような快勝でした。
中山1600mが合うというのは以前手綱を取っていた加藤祥太騎手の進言だったそうです。
2022 中山牝馬S 評価【B】–3着
B評価を打ったものの展開が合えば前走同様アッサリがあってもというミスニューヨーク。
今回なぜ若干評価を落としたかというと、負担する斤量が+2kgされることと前走は出遅れて関係はありませんでしたが、他馬を気にする面があるというこの馬にとっては、内枠はプラスには働かないものでしょう。
稽古では抜群の動きとのことですが、ミスニューヨークは元より稽古ではよく動くようですし、そこも大きなプラス材料としてまで見る必要はないのかなと。
前走の勝ち方がとても鮮やかだっただけに今回もいいレースを見せてほしい気持ちもありますが、十分に取りこぼす要素というのも少なくはないというように考えています。
レース後メモ
発馬を決め、促しながらポジションを取った。
コーナーではロスなく運び、一旦は抜け出したものの最後は外伸びの馬場に泣いた感じ。恵まれない条件下で十分に能力は出し切った印象。
血統背景
父:キングズベスト
母:マンハッタンミート
(母父:マンハッタンカフェ)
兄には芝・ダ共に勝利を収めているオープン馬、メイショウオーパスがおり、牝系の特徴としても、スピード感というよりかはパワーやタフさに優れている印象です。
ミスニューヨークの全体の構成としては、父:キングズベストで力強さが強調され、時計がかかったり、開催の後半で凸凹している馬場状況で能力がより発揮しやすくなるものかなと思います。それが「稍重」や「重」という馬場状態で良績が集まっている所以でもあると考えています。
距離は1800mが1番合いそうで、マイルでは本質的には若干短いというか、パンパンの良馬場では脚質的にもスピードのあるディープインパクト系との勝負ではやや分が悪いのかなと感じます。[2022/03/09]
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