このページはクリノプレミアムの競走馬メモです。
2022福島牝馬S終了時点までの成績を参考に、好走パターンに関する考察や血統背景等をまとめています。
馬主:栗本博晴
生産者:吉田ファーム
調教師:[東]伊藤伸一
主な勝ち鞍:2022中山牝馬S
馬場別成績 芝・ダ(良〜不良)
良 | 稍重 | 重 | 不良 | |
芝コース | (4-4-1-5) | (0-0-0-2) | (0-0-0-0) | (0-1-0-0) |
ダートコース | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
コース別成績
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | |
札幌(右) | ||||
函館(右) | ||||
福島(右) | 1 | 1 | ||
新潟(左) | 1 | |||
東京(左) | [1] | 4 | 1 | 2[2] |
中山(右) | 2 | 3[1] | ||
中京(左) | 1 | |||
京都(右) | ||||
阪神(右) | 1 | |||
小倉(右) |
クリノプレミアムの脚質に関する考察
・先行
デビューからのテン1Fの平均は12.7、ここ10戦でもこの数値は変わらず中距離を走る馬にしては速め。逃げてもレースができますし、好位からの競馬も可能な立ち回りは器用が馬です。
重賞見解・関係者コメント
主に2021年11月以降のレースに関するTomの見解やレース後の関係者コメントをまとめています。
2022 京都金杯 評価【C】–5着
前々で気分良く行けることができることが条件のクリノプレミアム。
前走に続いて、軽ハンデは魅力。
そして距離短縮も悪くない要素だとは思うものの、今回は牝馬限定戦ではなく混合の一戦。
メンバーレベルも上がってくるために出番は少し厳しいか。
レース後メモ
中団で脚をタメてコーナーではロスを抑えた立ち回り。
直線ではジリジリ伸びていたし、勝ち馬とも小差。混合でも軽ハンデなら。
2022 京都牝馬S 評価【B】–16着
前走の京都金杯の走りで実力を見直したいクリノプレミアム。
軽量に恵まれたとはいえ、男馬相手に0.3秒差は立派。
2走前については外の枠で終始展開的にもかなり厳しかった。
安定して先行できる部分が魅力だし、昨年の3勝クラス勝ち上がり時にはエアファンディタ(先週L勝ち)を破っている点は評価したい。
今回は斤量が2kg増えるものの、枠や牝馬同士であれば能力だけではヒケは取らないのではないだろうか。
クリノプレミアムに関しても気になるのは初めての阪神コース、そして前走以上の長距離輸送になること。
ここをクリアできれば先行粘り込みで好勝負に期待。当日の馬体重やパドックの様子から最終的な判断へのヒントを得るべきだろう。
–レース後メモ
4角でトモを落としたとのことで、その後は無理できなかったとのこと。
スタートも決まりませんでしたし、何事もないようであれば次走以降も見直せるのではないでしょうか。
2022 中山牝馬S 評価【C】–1着
前走は4コーナーでトモを落としてしまったか、歩様に乱れがあったことから無理をさせられなかったということで度外視はしたいところ。
今日は舞台を変えてきてということになるが、ちょっと1番外の枠に入ってしまったことがどうも気がかりで強気には推せないところです。
コースの相性そのものもいいとは思いますが、一気に2Fの延長もあまり好感を持てません。陣営からも1800mは現況少し長いかもというようなコメントもありますし、今回は見送り候補にします。
レース後メモ
1番外から無駄脚を使わずに控えた。
結果これが大きく飛躍の要因となったようで、直線でもしっかり脚を使った。
若干1800mは長いと思っていたが、克服。内容も決してフロック視できるようなものではない。
ゴールまで1000mのラップはいずれも11秒台後半で推移していることから、長くいい脚型のこの馬には流れもあったように感じる。
2022 福島牝馬S レース後メモ
抑えきれない感じで好位のインコース。3角で外に出し進出。
4角先頭。一度は完全に抜けたが、勝ち馬には展開負け。
今回は早めに動いたことで持ち味を最大限に活かした騎乗。内容ではメンバーの中でも1番だった。
血統背景
父:オルフェーヴル
母:ダンシングクイーン
(母父:ジャイアンツコーズウェイ)
母:ダンシングクイーンは中央ダート1勝。
牝系はアメリカ色強めですが、全体的に見ると、実績通りの芝ダートともに活躍が期待できそうな均整の取れた血統構成だと思います。
父:オルフェーヴルは、割と繁殖牝馬の特徴を引き出すことが多々みられると個人的には考えています。
クリノプレミアムのやや決め手不足で流れ込むようなレースぶりも母父:ジャイアンツコーズウェイや全体的なスピード感に欠ける構成によるものかと思います。
スピード感には欠ける分、長くいい脚を繰り出せる点が最大の魅力で、中山牝馬S、福島牝馬S共にその良さを存分に活かした内容の競馬が目立ちました。
充実期を迎えているようで、引き続き小回りやタフなレース展開が見込まれる際には一興[2022/05/10]
関連記事


コメント