このページはアスクビクターモアの競走馬メモです。
馬主:廣崎利洋HD
生産者:社台ファーム
調教師:[東]田村康仁
主な勝ち鞍:2022弥生賞
馬場別成績 芝・ダ(良〜不良)
良 | 稍重 | 重 | 不良 | |
芝コース | (3-0-2-1) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
ダートコース | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
コース別成績
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | |
札幌(右) | ||||
函館(右) | ||||
福島(右) | ||||
新潟(左) | ||||
東京(左) | 2 | |||
中山(右) | 3 | 1 | ||
中京(左) | ||||
京都(右) | ||||
阪神(右) | ||||
小倉(右) |
アスクビクターモアの脚質に関する考察
・先行
テン1F平均は13.0と中距離を走る上では速くもなく遅くもなくといった感じで、平均的と表現するのが妥当かなと思います。
重賞見解・関係者コメント
主に2021年11月以降のレースに関するTomの見解やレース後のメモをまとめています。
2022 弥生賞 評価【A】–1着
ディープインパクト産駒ながらも牝系のスタミナ偏重な血統から前々での長くいい脚を繰り出せる点がアスクビクターモアの強みだと思っています。
前走も手応え十分で軽く気合をつけながら相手の勢いを伺う余裕さえありましたし、まさに着差以上の内容だったように見えました。
道中はスローで流れていましたし、その中で多少行きたがる面を見せてはいましたが、折り合えている範疇でした。
今回も我慢が効くと思いますし、そう思えるのはこの馬の強みでしょう。
先行馬を行かせて前目で流れに乗ることができればチャンスは十分だと思っています。
レース後メモ
やや駐立が良くなかったが5分のスタートで好位から。
終始力みながら、鞍上に宥められながらの追走になったがなんとか我慢が効いた印象で消耗もそれほどなかったよう。
追い出されてからもしぶとい脚でドウデュース以下を退けた。
2022 皐月賞 評価【A】-5着
雨の影響が少しでも残って決着タイムが2分を超えるような時計がかかってくれるようであれば総合力の高さで、押し切りまで見たいと思っています。
あまり速い脚を使えず、じわじわと伸びていくタイプですし、これまでの戦績からも明らかに東京より中山向きの個性の持ち主でしょう。
弥生賞は道中のペースが緩く、皐月賞では流れやすくなるためトライアル組みの走りはアテにならないという声も散見されましたが、アスクビクターモアは緩まない流れの方が本領が発揮できる馬だと思います。
その弥生賞では2番手追走から道中は結構長いこと力む仕草を見せて、なんとかギリギリ消耗せずに運べたといった内容で、その分追い出されてからもフワァーとしましたが最後は地力の高さで凌いでいたように見えました。
やりにくいレースの中で押し切った点は高く評価したいと思いますし、クラシック3冠の中ではここが最大のチャンスと見て、今回A評価を打ちたいと思います。
レース後メモ
ほかの逃げ馬が案外主張しなかったこともあり、ハナへ。
終始淀みのない流れの中でもよく踏ん張っての5着。改めて能力の高さを証明した。
血統背景
父:ディープインパクト
母:カルティカ
(母父:レインボウクエスト)
母:カルティカはフランスのG3フィユドレール賞(芝2100m)3着の実績があり、兄にはマイル前後でG1を2勝などの実績馬Qemahがいます。
アスクビクターモアもマイラーなのかというと、そうではないと思います。
カルティカはなんでも屋さんのイメージの強いブラッシンググルーム系の繁殖牝馬ですが、日本競馬を走る上ではかなりスタミナ偏重な血統構成で、ディープインパクトで軽さやスピードを補ったとしても、まだキレ味や単純なスピード比べでは、サンデー×キングマンボ系のような主流組み合わせとの対戦では一枚落ちるかもなという印象です。
それがアスクビクターモアの東京では勝てないけれども、中山なら勝てるという部分にも関連性があるのかなと考察しています。
距離は今後2400mまでなら持ってくれると思いますし、最後まで折り合えつけば堅実。
弥生賞はいい内容と言えない中での勝利。続く皐月賞では地力のあるところを証明した走りだと評価していますし、センスは世代間ではトップレベルにあると思います[2022/5/23]
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