このページはタイセイビジョンの競走馬メモです。
2021年阪神カップ終了時点までの成績を参考に、好走パターンに関する考察や血統背景等をまとめています。
馬主:田中成奉
生産者:ノーザンファーム
調教師:(西)西村真幸
主な勝ち鞍:2019京王杯2歳S、2020アーリントンC
馬場別成績 芝・ダ(良〜不良)
良 | 稍重 | 重 | 不良 | |
芝コース | (2-3-0-9) | (1-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
ダートコース | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) | (0-0-0-0) |
コース別成績
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | |
札幌(右) | ||||
函館(右) | 1 | |||
福島(右) | ||||
新潟(左) | ||||
東京(左) | 1 | 3 | ||
中山(右) | 1 | |||
中京(左) | 2 | |||
京都(右) | ||||
阪神(右) | 2 | 2 | 2 | |
小倉(右) | 1 |
持ち時計(距離別、テン1F、上がり)
−持ち時計【時計(上がり3F)、日付−着順 】
・小倉芝1200m 1.06.3(33.3)
2021.7.4−5着
・東京芝1400m 1.20.5(33.3)
2021.5.15−12着
・東京芝1600m 1.32.8(34.5)
2020.5.10−4着
−テン1F【時計(日付、競馬場、距離、着順)】
最速12.3(2021.7.4小倉芝1200m[CBC賞]−4着)
最遅13.6(2021.12.25阪神芝1400m[阪神C]−4着)
−上がり3F【時計(日付、競馬場、距離、着順)】
最速32.7(2021.9.12中京芝1200m[セントウルS]−7着)
最遅36.2(2020.4.18阪神芝1600m[アーリントンC]−1着)
テン1F、上がり3Fの項目からも伺えるように、常に大舞台で安定した力を発揮しています。
タイセイビジョンの脚質に関する考察
・差し
タイセイビジョンは差し届かずなシーンが多い印象。
追い込み(15、16番手で)競馬をした時は結構大きく崩れてしまっているので、善戦のためには中団位置がベストと見ています。
3着内 馬体重変遷
・2歳(454〜464kg)
・3歳(474kg)
・4歳(474kg)
2歳最終戦から3歳初戦のアーリントンCの間で+10kg、2021年の京都金杯では490kgで出走0.3差の4着があるので、それくらいあっても能力発揮には大きな影響はないのではないでしょうか。
重賞見解・関係者コメント
主に2021年11月以降のレースに関するTomの見解やレース後の関係者コメントをまとめています。
2021年 京阪杯 評価【B】−2着
早い時期から活躍していた実績馬だが、古馬戦線では壁にあたり、昨年のアーリントンカップ以来勝利を掴めていない。
以前は先行から粘る込む競馬で善戦を続けていたが、ここ数戦は前半脚を溜めて後半にスパートをかける競馬。
不利を受けたスプリンターズステークスでは、上がり3F最速をマークしていただけに今回も注目されそうだが血統的には以前の先行する競馬の方があっていそうで、現在はそのイメージとは逆行している。
血統だけ見ると、タートルボウル産駒は芝1200mでの実績がそれほどなく、母父スペシャルウィークという点からも芝短距離ではスピード勝負では少し分が悪い印象を受けるので、上位人気に推されているのであれば、抑えか一切買わないのも選択肢の一つ。
−コメント 幸英明騎手
「目標を前に置いていたのですが…後ろの馬にやられるとは思いませんでした」(netkeiba.comより引用)
2021年 阪神C 評価【B】−4着
いい意味でタートルボウル産駒らしくないタイセイビジョン。
前走の見解時には「この馬は溜めない競馬の方が良いと思う」と書いたものの、最後はいい脚で追い込んでしっかりと2着を確保した。
今回馬場の悪い最内枠+脚質的にも捌きが難しい+三浦騎手への乗り替わりまでを減点として見る人も多いと思う。
しかし、悪い馬場はあまり苦にしなさそうだし、全体時計がかかるのであればプラス要素。
距離延長も1400mまでなら許容範囲と見て。
ファストフォースや他先行馬がつくる流れが厳しいものなら差し込むシーンがあってもおかしくない。
−コメント 三浦皇成騎手
「折り合いは大丈夫でした。故障した馬の影響を受けてしましたが、うまくリカバリーしてくれました。終いはいい脚で伸びたのですが、残り100mで甘くなりました。今回は強い相手になっても頑張っています。1200mがベストですが、折り合いさえつけば1400mまで大丈夫でしょう」(netkeiba.comより引用)
血統背景
父:タートルボウル
母:ソムニア
(母父:スペシャルウィーク)
[2022/02/26]
3代母ドリームビジョンからは中距離重賞で活躍したアロハドリーム(父:クリエイター)やダートで数多くのタイトルを手にしたユートピア(父:フォーティナイナー)が出ている牝系の出です。
タートルボウル産駒は、コーナー4つで直線の短い舞台で早め押し切りというのが一つの好走パターンではあるものの、タイセイビジョンの場合は後方に構えての差し込みがセールスポイント。
全体を見ても一見マイル〜中距離向きな血統構成に感じますが、4代母のハニードリーマーの父がDewan(ボールドルーラー系)、母父にはTom Foolを持つことからチョコマカした動きになる舞台の方が合うのかなというのが血統面からの考察になります。
加えて短距離向きに仕上がっているのは、過去の騎手コメントにもあるように気性に課題があるという一面も影響があるのかもしれません。
関連記事


コメント