こんにちは。
競馬ブロガーのTomです。
この記事では2月19日に行われました、ダイヤモンドステークスと京都牝馬ステークスの重賞回顧の記事になります。
自分の中での備忘録みたいなところもありますが、お読みいただいて、そんな考えもあるのかと思っていただけたら嬉しく思います。
よろしくお願いいたします。
ダイヤモンドステークス回顧
1着 テーオーロイヤル 【A】
内容としては文句なし。サッと4番手を確保して直線抜け出してからの押し切り勝ち。
盤石の競馬だったと思います。
連勝中の内容からも折り合いに苦労するような感じの馬でもなかったので、距離延長にもスムーズに対応できるとは思っていましたが、ゴール前には流す余裕もあって、正直予想以上の強さ。そして今充実してきているんだなあというように感じました。
ただステイヤーとしての適性に特化しているのかどうかという点においては、今回のメンバーレベル的にもまだ分からない部分はあります。
順調なら天皇賞・春に直行かと思いますが、周りのメンバーをよく見てどこまでの評価を下すのかじっくり考えたいところです。
その道のスペシャリスト(今パッと思いつきませんが)との比較が大切かなと思います。
また注意したいのは見解にも書いたと思いますが、綺麗な跳びで走る馬なので馬場が渋った時に思ったよりも伸びないかもしれないかもという点です。
2着 ランフォザローゼス 【C】
人気薄ながらもあの激走にはちょっとびっくりしました。
見解記事の方には穴っぽいということは書きましたが、そこまでいい材料も揃っていない印象を受けたので評価としては見送り候補のC評価でした。
身体が増えたり減ったりを繰り返しているのと、レースをやめてしまっている感じがするメンタル面の噛み合いがイマイチだなあと感じていましたが、ここでカチッとハマったきた感じもします。外差しの効く馬場も味方してくれたと思います。
使える上がりに限界があるっぽい(早くて34秒台前半)ので、今後も長い距離、そして馬体重には注目しつつ狙い時、そうじゃない時を考えるべきかなと。
繰り返しになりますが、馬体重の増減が結構激しいタイプで、この先もムラっぽい感じになる可能性が高いのと、遠征向きではないと思います。早め輸送であればまた再考。
3着 トーセンカンビーナ 【A】
ゲートの中でガタガタした分、今回も出遅れ。
スタートしてからのダッシュもイマイチに映りました。
道中は1番後ろから脚を溜める展開で、2周目3コーナー手前から進出。
直線は1番外を通って追い上げましたが、早めに外を通って動いた分最後は少し止まってしまった印象です。
改めて、長距離で力を見せてくれたと思いますし、復調してきたんだなと思える内容だったと思います。
ただどこを走るにしてもゲートが課題になってくるので、先々天皇賞・春を使ってきても後方からの競馬になることはほぼ間違いありません。
それを覚悟で買い目に含めるかどうかをじっくり相手関係を考えながら決めるべきかなと感じました。
上がり時計は全体で34.6でまとめましたが、改めて勝ち馬のテーオーロイヤルは34.8で駆けたので、1着馬の強さが際立ったレースだったと思います。
本命馬 カレンルシェルブル 6着
上がり勝負になるとは戦前から思っていたものの、35秒台で上がることができれば勝負になりそうと考えていました。
結果は35.2で上がってきたので、ほぼ予想通りの上がりを使ってくれました。
ただそれ以上に速い上がりを使える馬にキレまけしてしまったんだなあという印象です。
さらにレース内容について書いていくと、もったいないなと感じたのはスタート。
少し後手になって終始馬群の中、いいポジションが取れず自分の想定よりも結構後ろになってしまったことが残念でした。
先にも書いたように速い上がり勝負では少し厳しい馬なので、できればもう少し前目、ヴェローチェオロが走っていたようなポジションで競馬を見てみたかったと振り返ります。
次は自己条件に戻るかと思いますが、引き続き時計がかかるような舞台で狙いを立てたいと思います。
京都牝馬ステークス 回顧
1着 ロータスランド 【A】
スムーズに2番手追走から、早めに逃げ馬を捕えての堂々押し切り。
正直レース内容については何もいうことがないと言えるような完勝だったと思います。
硬い馬場が合わないので、午後に入って雨が降ってくれたのもロータスランドにいい塩梅で味方してくれたような印象です。
元よりマイルで結果を残しているので、またマイルまで距離が伸びることは言わずもがな。
春の最大目標は東京でのヴィクトリアマイルになるかと思いますが、これには今の所は黄色信号かなと。
今回いい時計で勝ち切りましたが、パンパンの良馬場になってしまうと少しパフォーマンスを落とすので、春先好天が続いてディープインパクト産駒や系統が時計を出しまくるような馬場は不向きだと思ってしっかり馬場は読んでいきたいところです。
最後に岩田望来騎手の重賞初制覇おめでとうございます。
上手だと思うので、これをきっかけに重賞でも平場同様自信を持って欲しいです。
2着 スカイグルーヴ 【B】
初めての関西遠征や阪神コースをこなすかどうかだけ、ここが気になって評価はBに留めたわけですがしっかり走ってきましたね。
見解に書いたようにしっかり時計が出る馬場ではパフォーマンスを発揮して来ると考えて問題なさそうです。
血統的には中距離、そして日本の芝にはめっぽう強そうな構成。
これは推測の域を出ませんが、おそらく気持ちが前向きすぎるあまり1400m、1200mがベスト。距離延長に関しては個人的にはマイナスと捉えようかなと思います。
3着 タンタラス 【C】
中間の内容や、追い切りから評価としてはCとしましたが、レースでは集中して走り3着を確保。
おそらく引退間近で、仕上がりとしてもここにかける思いというものが陣営もあったのかなと思います。
レースの内容は、スムーズに好位を取れたこと、そしてポジションを取る上では日本ではトップクラスに上手い鞍上も配してきたので、やれることはやって、現状の持つ力を出し切っての結果だったんじゃないかなと思います。
ビワハイジからくる牝系なので、今度は母として活躍馬を輩出する姿に早くも期待してしまいます。
本命馬 プールヴィル 7着
結果としては展開が完全に不向きでした。
超のつく前残り展開になってしまいましたし、予想以上に時計が出ていました。
馬場読みからこのレースに関しては失敗してしまっていたなあと振り返ります。
大きく馬体を増やしていましたが、この馬の走り自体はしていたと思いますし、能力で劣ったようには思いません。
今後は時計が出る時での狙いを。
秋山騎手の乗る差し、追い込み馬は基本的に時計が出にくい馬場での差し込みという印象が強いですね。引き続きこの法則は要注目です。
穴で挙げたジュランビルは、中途半端な競馬になってしまったなあと思います。
スタートからの行きっぷりもあんまり良くありませんでしたし、馬群の中で揉まれる形。
あれではパフォーマンスが発揮できないと思いますし、少しかわいそうな競馬でした。
あまり揉まれない枠やポジションが叶いそうな時がまた狙いどきと考えます。


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