この記事では2月19日、小倉競馬場で行われる小倉大賞典の出走各馬の見解と予想を書いています。
お読みいただきありがとうございます!
競馬ブロガーTomです。
出走各馬の評価は【A】【B】【C】の三段階評価にしています。
A…本命候補
B…相手候補
C…今回は見送りたい候補
といった具合です。
A評価の馬は高確率で馬券に絡んでいます。B評価でも割と穴を拾えます。
評価方法は相対評価で、A評価馬は多くても3頭に留め、そしてC評価は頭数にもよりますが最低3頭あげるようにしています。
出走各馬については気になる馬、お目当ての馬の目次をタップすると一気にその馬の見解まで飛ぶことができます。
小倉大賞典 出走各馬見解
アールスター【B】
小倉巧者で開催が進んで時計のかかる芝コースでの走りが本域。
中山金杯では惜しい競馬、小倉記念を制してからも度々重賞でも好走を見せているものの、今回は馬場が相当渋る予想を立てているので、その時どうかが疑問。
陣営としても「乾いた馬場で」とのことなので、重発表では良績もあるが不良馬場になった時にどこまで対応できるかが読めない。
また追われてから相当シブい馬なので、追い込んできても差し届かずなレースぶりが目につく。
坂を登ってからようやく追い込むみたいなレースぶりが多く、エンジンがかかってきたところでレースが終わってしまう可能性も高そうだ。
稽古での動きが一息のようで、体調面がどうかという懸念材料も残る。
ヴェロックス【B】
このブログではヴェロックスが出走するたびに書いてきたことだが、今回のようにマイルよりかは距離があった方が絶対に良い馬だと思う。
重〜不良馬場への対応が鍵になるものの、時計のかかるコースは歓迎のはず。
引き続きこういった舞台で乾いた馬場では再度注目したい。
レッドフラヴィア【C】
斤量には恵まれているものの、いかにもスピードに優れていそうな血統構成で、2000mは若干長い印象。
また体力が求められそうな明日の馬場にも対応できるか疑問で、好走の番は今回ではないのかなといった感触。
ノルカソルカ【B】
デビュー以来マイル前後を集中して起用され結果を残してきた。
渋った馬場はこなせるので、あとは2000mや1周競馬を上手くこなせるかどうかに尽きる。
3代母にはオールフォーロンドン(ロンドンブリッジやグレーターロンドンの母)のいる血統でダンジグ産駒らしいスピード伝える牝系としての役割を果たしているからこそ、ノルカソルカはマイル前後のスピード競馬が得意であると思われる。
改めて距離延長に関しては、この馬が前々でレースをして良さが出ることや、これまでの実績を思うと評価しづらいところはあるものの、全体としては体力面が強調されたような血統構成ではあるので、いきなりの粘り込みにも期待してみたいところ。
ダブルシャープ【B】
小倉巧者、そして道悪巧者のダブルシャープ。
この馬にとっては時計がかかってくれたり、馬場に水を含んでくれると周りとの比較で減速幅が少ない馬なので、今回はビッグチャンスではないだろうか。
前走に関しては各鞍上が外目で馬場を読み合う中でロスなく内めを回ったことが勝因。
鞍上の好騎乗も目立った一戦だった。
今回もロスなく運べそうな枠に入ったし、何度も手綱を取っている酒井騎手鞍上なので、やることをやってあとはどこまで通用するか。
スカーフェイス【B】
着実に力をつけているスカーフェイス。
実績から見ても、血統からも渋った馬場を上手にこなしてくれそうな印象。
特筆すべきは前走の中山金杯の内容で、大外枠から1コーナー2コーナーでは外3〜4頭分外、そして4コーナーでは6、7頭分大外をぶん回しながらも最後の最後まで脚を伸ばして2着を確保したのは能力がないとできない芸当。
キレる脚というよりかは長くいい脚を使うタイプなので、スムーズに捌けることやまた小倉への遠征をクリアする必要もありそうだが、明けて6歳ここにきて一気の成長を見せるのもハーツクライ産駒の特徴だと思うので、ここは好走に期待したいところ。
カデナ【B】
前走は初のダート戦ながらもしっかりと走ってきたカデナ。
この馬も時計がかかってくれる馬場は歓迎ではあるものの、重や不良での成績や一息に映る。
年齢を重ねても急激に衰えた感じもなく、安定して能力を出してくるようなら流れ込む形ではあるものの上位まであっても。
ただ57.5kgは微妙に酷量な感じもする。
ヴァイスメテオール【A】
今回相当有力な一頭だと思う。
昨年のラジオNIKKEI賞の勝ち馬で、渋った馬場のプロとも思えるくらい重、不良での走りが巧い。
特に昨年3月に勝ち上がった1勝クラス戦ではスタートがあまり良くなく後方からの競馬になったものの、勝負どころではただ一頭ものすごい勢いで追い上げて突き抜けての勝利だった。
今年注目を集めているイクイノックスの兄で、ヴァイスメテオールの場合は母母父のトニービンからくるタフさと、母父キングヘイローからの俊敏さを強調された血統構成。
小回りコースも合うし、あとは2段輸送などの工夫を用いて遠征競馬をどうクリアするかに尽きると思う。アタマ候補。
トップウイナー【C】
先行してあとはどこまで粘り込めるかが、トップウイナーの身上。
血統的にはこういう舞台合いそうな感じもするが…
スーパーフェザー【B】
重馬場も上手にこなせるディープインパクト産駒という印象。
小倉コースでも結果を出しているし、人気を集めるのもうなづける存在。
これといった弱点も目立たないものの、その逆も然りで、どういった部分が強調材料なのかが掴みづらい一頭でもある。
アイスバブル【C】
小回りコースは合うと思うが、ひと頃に比べて勢いが感じられないアイスバブル。
ディープインパクト産駒はこうなってしまうとなあという感じで…。
ランブリングアレー【A】
馬場が渋っても気持ちの強さで走ってくるランブリングアレーは現時点(土曜13時時点)で単勝8.9倍と思ったより人気を集めていないがかなり有力だと思う。
昨年のドボドボの不良馬場になった中山牝馬ステークスをハナ差制してからヴィクトリアマイルで2着、メンバー揃ったオールカマーでもそれほど大きく負けずの7着。続くエリザベス女王杯でも見せ場は作っており、衰えというのは全く感じられない。
混合の一戦とはなるものの、距離短縮はプラスで鉄砲実績も十分。道悪でも走ってくるので、軽視は禁物。改めて有力候補であると強調したい。
サトノアーサー【C】
以前よりもキレる脚が使えなくなってきているのは加齢の影響が強いのかなという感じ。
2018年のエプソムカップは重馬場施行でタフな競馬ながらもこれを制して見せたあたり、馬場が渋ること自体は悪くなく、今の特徴からしても距離が伸びることもさほど悪い方向には出ないとは思う。
57kgはやや背負わされた印象なので、この点がどう出るかと鞍上のテン乗りが気がかり。
ジェネラーレウーノ【C】
そこまでの早熟血統でもないし、何かきっかけ一つで変わってきそうな感じもまだ残しているとは思うものの、そのきっかけが今回に転がっているかと問われるとなんとも言えない。
馬の気持ち一つとしか。
ブラヴァス【C】
リズムに乗り切れていないブラヴァス。
昔から折り合い面に課題を残す馬で、昨年は流れを掴めないままシーズンを終えてしまった感じ。
いい頃は外枠からのスンナリの競馬が得意だったので、この外枠というのは悪くないと思う。
ただ道悪での実績には乏しいので、いきなり踏ん張りが効くようになるとも思えず…。
アリーヴォ【A】
なんといっても小倉巧者で、道悪になろうが高速決着になろうが小倉なら走ってくる馬。
連複連単なら中心視で問題ないと思う。
当初は大外枠を引いてしまったという点からB評価を打つつもりでいたが、土曜の芝でのレースを見ていると枠とかは関係のないカオスな状況なので、大外枠云々よりかはコースへの適性を重視してA評価に変えた。
母エスメラルディーナは、ダートグレード勝ちも軽い芝にも対応できるようなスピードに優れた馬で、急坂や水を含んだ馬場もこなすパワーに優れたドゥラメンテとの相性も個人的にかなりいいんじゃないかと思う血統構成。
トラックバイアスもクソもあるのかという馬場状況ではあるものの、先週はグレイソヴリン持ちが激走したので、この傾向が1800mで生きていればトニービンの血を引くこの馬にもチャンス到来のタイミングと見たい。
Tomの予想
◎スカーフェイスにします。

かなーり混戦と言いますか、馬場状態、傾向からしてもカオスなんですが、1番買って負けても納得できそうなこの馬から狙いを立てます。
見解にも書いた通りに前走の中山金杯の内容が負けてもなお強しで、重い馬場もこなせるところがスカーフェイスは魅力です。
土曜昼までの競馬を見ていると、とりあえず内はダメ。
前よりかは差しの効く感じなので、内枠を引いているとはいえ、末脚に賭けるこの馬を推したいと思います。
このレースで安全もクソもないと思いますが、1番圏内に近いと感じたのはヴァイスメテオールです。
人気を集めると思うので、この馬との連系を人気薄のところから狙ってみるというのがこういうレースの楽しみ方なのかなと思います。以上!!


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