この記事では12月12日、中山競馬場で行われるカペラステークスの出走各馬の見解と予想について書いていきます。
こんにちは。競馬ブロガー化しつつあるTomです。
出走各馬の評価は【A】【B】【C】の三段階評価にしています。
A…本命候補
B…相手候補
C…今回は見送りたい候補
といった具合です。
A評価の馬は高確率で馬券に絡んでいます。B評価でも割と穴を拾えます。
評価方法は相対評価で、A評価馬は多くても3頭に留め、そしてC評価は頭数にもよりますが最低3頭あげるようにしています。
また阪神ジュベナイルフィリーズと平場の予想も投稿しています。
こちらもよろしければご覧ください。
カペラステークス出走各馬の見解
リュウノユキナ【A】
今年大ブレイクのリュウノユキナ。
これまでと比較すると今年は気性面で大きな成長を遂げたとのことで、以前のようにレースも折り合い面で苦労するシーンはなさそう。
芝スタートも問題なし。
短い距離とはいえ今の中山の芝はイン前が絶好なので、スタートさえ決めればメンバー的にも好勝負にはなりそうで。
柴田善臣騎手から石橋騎手への乗り替わりも一つ鍵とはなりそうだが、石橋騎手は積極的に前まえで競馬をすることが上手いので、この点も大きな問題もないと見た。
ゲンパチフォルツァ【B】
青竜ステークスを勝利してから勝ちが遠のいているゲンパチフォルツァ。
今回は休みを挟んで3戦目なので状態面では前進がありそうなのはプラスとみたい。
前走も1400mで勝ち馬とは0.6秒差にまとめてきたので、距離短縮でうまく流れに乗っていければ、好勝負まで。
アポロビビ【B】
末脚堅実なアポロビビ。
ここ2戦は展開面でうまく噛み合わず、結果が出ていないが、前崩れになるとこの馬の出番。
内枠を引いてしまったのはネックだが、吉田豊騎手は外からの差しにこだわる部分があるので、そこも相まってうまく噛み合えば、外から一気の差し切りのシーンがあっても。
ダンシングプリンス【B】
テンのスピードが抜群、枠的にもハナに行きたいダンシングプリンス。
鍵はモズスーパーフレアとの先行争いをどう捌くか。
前に行ければチャンスだと思うし、この先行争いで負けるようだと、脆さが出て厳しい競馬になりそう。
状態に関しては久々で、どこまで粘れるかが鍵も休み明けは元々問題のない。
レースを見ている限りは1戦ごとに出せるパフォーマンスを出し切ってしまうタイプ。
反動をとりながらじっくり時間をかけて育てられてきたと思うので、ここで一花咲かせることができれば。
デュアリスト【B】
新馬から鮮やかな3連勝を決めたデュアリスト。
断然の支持を集めた全日本2最優駿ではスタートが決まらず、7着に敗れた。
気性面や調整面での噛み合いが悪く、そこからのトンネルが長かったが前走久々に勝利を収めた。
内容は好発から好位外目から楽々の抜け出し、完勝だった。
おそらく前走もこれからもハマれば強いタイプで、揉まれた時には全くパフォーマンスを発揮できずに負けてしまうピンかパーな馬。
今回の5番枠とテンに速い馬が揃う条件となると、能力確も少し分が悪い感じも。
スマートダンディー【B】
既にオープン入りから3年以上経過しているベテランのスマートダンディー。
一貫して1400mを使われてきたので、1200mはどうも若干忙しいような印象さえ受ける。
スマートダンディーはいつも力は出し切っている印象で、あとは展開が向いてくれるかどうかといったところ。
今回は関東遠征ということで大野騎手への乗り替わりとなるが、馬の個性からしても馬の行く気に任せる秋山騎手とのコンビの方が手の合う印象。
差しに構えて、あとはどれだけ展開が向いてくれるかに尽きる。相手には抑えておきたい。
ミッキーワイルド【C】
昨年の欅ステークス以降気性面の難しいところが前面に出て、全くいいパフォーマンスが発揮できていなかったミッキーワイルドだが、前走は久々の好走を見せた。
それも進路をうまく見出せずの3着だったので、休みを挟んで復調してきたのではないだろうか。
今回も調子を上げて出走してきそうな感じもあるが、いいパフォーマンスが発揮できるのは長い直線コースの競馬場でこそ。
中山は若干不向きな感じもあって、割引で。
ロイヤルパールス【B】
3勝クラスの勝ち上がりと3ヶ月前にこの舞台で大穴を開けたロイヤルパールス。
その2走前は時計も悪くなかったし、好走の条件としては好位に付けることで、差しに構えるような展開になってしまうと脆い。
短距離の中でも前半流れるような厳しい競馬でこそパフォーマンスを発揮できるタイプと見て、今回も抑えてはおきたい。
オメガレインボー【B】
末脚が光るオメガレインボーだが、流石に今回の1200mは距離が短いと見た。
いいパフォーマンスが発揮できるのは、あくまでも実績もあるマイル前後で、アイルハヴアナザー産駒というスタミナ豊富な一面を持つ一方で、テンからのスピード勝負ではやや分がわるい。
状態の良さから、今回の起用なのかもしれないがここで真っ向勝負ではこの舞台のスペシャリストたちには敵わないと見て、抑え候補までで。
ヨシオ【C】
ジャパンカップやチャンピオンズカップの連闘。
さらには障害転向といっときは色々話題を呼んだヨシオ。
適舞台はやはりダート短距離。
ダートの短いところでは名血とも言えるヨハネスブルクの産駒で、8歳となった今年も前々走では追い込み4着と踏ん張っている。
ファン心としてはまだ頑張ってほしい気持ちもあるものの、鉄砲実績がないので、今回は見送りたい。
メイショウテンスイ【C】
仕上がりの早さから2歳、3歳時には活躍を見せたメイショウテンスイだが、今年に入ってからは見せ場を作ることができず。
結果が伴わないのは精神的な面もあるのか、急に変わってくる材料にも乏しい。
ミスズグランドオー【B】
まさに今充実期を迎えている印象で、今回昇級初戦でいきなりの重賞挑戦とはなるが、勝ち負けになってもおかしくない。
内側よりも外枠の方が得意のサウスヴィグラス産駒で、今回の外目偶数番枠は味方。
デビュー以来大きく負けたのは一度きりで、安定感も武器。
2走前に中山コースも既に経験済み、芝スタートも問題ないので、気分良く走らせることが上手い田辺騎手と手が合えば。
あとはモズスーパーフレアとダンシングプリンスが喧嘩して急流になった際にそれについて行きすぎないことを願うだけ。
トウカイエトワール【B】
オープン入り後今回が2戦目。
好位から流れに乗れれば強いタイプで、中山1200mは全4勝中3勝を挙げる得意舞台。
前走は結果を出すことができなかったが、休み休みの出走とはなるが、成績からは夏よりかは冬の方が明らかに良いタイプという印象を受けるので、今回オープン入り後2戦目ということだが、侮るのは危険な一頭だと思う。
連複、連単なら相手には入れておきたい存在。
ディサーニング【B】
前走は休養明けながらもミスズグランドオーに競り勝ったディサーニング。
中山1200mはここまで2勝と好相性で、今回はスピードに乗せやすい外枠を引けた。
人気を集めるミスズグランドオーと同じくして今回オープン入り初戦。
得意コースでどこまでやれるか真価の問われる一戦。
時計面では少し物足りない感じもあるが、前がやりあってくれた場合、それを見ながら進めることができれば流れ込みもありそう。
ミッキーブリランテ【C】
芝の短距離重賞でも勝ち馬とは大きく水を開けさせずに毎度まとめてきてはいるが、この馬の場合は年齢的なものなのか、追われてからシブい。
馬格もそれなりにあるし、その反応の悪さを考えての今回のダート起用だとは思うが、この馬はダートは走らないと思う。
ディープブリランテ産駒に母父がダンジリと欧州要素満載で、とてもじゃないがダート向きとは思えない。
今後どういった使われ方をするかは分からないが、時計のかかる小回りであったり、洋芝で使ってこそ。
よほどのまぎれがないと今回は厳しいのではないだろうか。
モズスーパフレア【A】
ミッキーブリランテとは一転して、なぜ今ままでダートを使ってこなかったんだと思わずツッコミの一つも入れたくなる血統構成なのがモズスーパーフレア。
超快速牝馬で、大外枠を引いた今回も迷わず自分の形、逃げの手に出ることは間違いない。
前走は金沢のJBCスプリント(1400m)に出走し、果敢にハナ、そして3着に粘り込んで血統が裏付けるようにダート適性も示した一線となった。
今回はダンシングプリンスとどこまでやりあうかが鍵となりそうだが、多分大外だろうが譲らないということを繰り返し書いておく。
元は香港遠征も視野に入っていたほどで、状態面で不安視することもなく、今回は距離短縮の一戦で自分の競馬をすることができれば乱ペースになろうとも押し切りまで見ておきたい。
Tomの予想は
◎モズスーパーフレアにしました。

見解にも書きましたが、大外枠だろうが関係なく行こうとすると思います。
ダンシングプリンスも相当テンに速い馬ですが、大外で長く芝を走れるモズスーパーフレアは最初の1F11秒台半ばくらいで入ってきて、ハナを捻りとるような気がするんすよね。
そうなったらあとはどこまで粘れるか踏ん張るだけなので、あまりにもハイペースで苦しくなるようなら潔く諦めもつきます。
ラストランなので悔いのない競馬を見せてほしいですね。

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