この記事では12月11日、中京競馬場で行われる中日新聞杯の出走各馬の見解と予想を書いています。
こんにちは。完全に競馬ブロガー化しつつあるTomです。
出走各馬の評価は【A】【B】【C】の三段階評価にしています。
A…本命候補
B…相手候補
C…今回は見送りたい候補
といった具合です。
A評価の馬は高確率で馬券に絡んでいます。B評価でも割と穴を拾えます。
評価方法は相対評価で、A評価馬は多くても3頭に留め、そしてC評価は頭数にもよりますが最低3頭あげるようにしています。
今回はめちゃくちゃ混戦ではあると思うんですが、こういうレースの方が燃えますね。笑
気になる馬、お目当ての馬の目次をタップすると一気にその馬の見解まで飛ぶことができます。
本日もよろしくお願いします。
中日新聞杯 出走各馬見解
アイスバブル【C】
タフなレースになりやすい中京コース替わりはプラス材料も、自分から動いていけるタイプではないので、時計のかかる展開になってくれればという感じ。
広いコースでの真っ向勝負ではベストパフォーマンスが発揮できたとしてもキレまけしてしまいそうな感じで、上位へは距離ももう少し欲しいところ。
ショウナンバルディ【B】
昨年の晩秋にオープン入り、昇級初戦だった同競走4着に好走したショウナンバルディ。
今年の序盤はポジションが取れずいい結果を残せていなかったものの、春には復調。
鳴尾記念は後に宝塚記念2着になるユニコーンライオンの2着と力走。
そのショウナンバルディだが、デビュー以来競走間隔がそこまで空くことなくコンスタントに使われてきたため、今回に関しては未知数なところがあるが、血統面で見ていくと叩き良化型だと思うので、実績は確かも少し割引で。
狙いを立てるのであれば、来年の金杯や日経新春杯、京都記念を使ってきた頃ではないだろうか。
アドマイヤビルゴ【B】
高額取引馬で個人的に2歳、3歳時は注目していたものの正直成長ももう止まっている印象を受ける。
血統的にも完成は早いものの、そこからのお釣りがあまりないタイプなので、今回もスムーズに流れに乗ってどこまでやれるか。
メンバーを考えると展開は大きく向いてきそうで、入着は十分。
馬券としても一番安牌な気がする。ただ勝ち切りまでは少し難しいと見ておく。
しかし馬場が稍重〜と水を含んで渋るようであれば、アタマまでの前進を見ておきたい。
トラストケンシン【B】
個人的には「ようやくオープン入りかあ」といった印象。
トラストケンシンは2年前のアルゼンチン共和国杯で格上挑戦ながら勝ち馬と0.3秒差に力走した能力のある馬。
ただレースが後ろからしかレースができず、好走への条件として展開の助けが欲しい馬で、それでオープン入りまでに時間がかかってしまった。
時計のかかる馬場が得意で、雨馬場も問題なし。
斤量も恵まれているので、当日水準より時計がかかるような芝の状態なら穴で狙いたい存在。
ラストドラフト【A】
戦ってきた相手や、今年の日経賞以降レース内容を考えると人気が出なければ一番旨味がありそうな馬。
今回は休み明け3戦目で、状態面も安定しているだろうし、2走前から振り返ると毎日王冠はさすがに距離が足らなかったし、前走の天皇賞は2000mもエフフォーリアやコントレイル、グランアレグリア相手に1秒以内にまとめたのは立派。
血統面から見ても2000mの中京コースのようなパワーが要求されるコースは苦手ではないはずなので、今回のメンバーレベルならばチャンス有り。
3歳時に京成杯を制してすでに重賞ウィナーではあるが、完成の域に到達するのは古馬になってからという印象を持っていた馬なので、人気がさほどでなければ狙いたい一頭。
アフリカンゴールド【C】
気性難から去勢したアフリカンゴールド。
この去勢がむしろマイナスを呼んでしまったのかなという印象で、去勢明け初戦こそそれなりの内容でまとめたものの、以後奮わずといった感じ。
能力を発揮しきれていないというわけでもなさそうなので、少し現状では力量比べで不利と見た。
シフルマン【C】
オープン入り初戦となった前走は、スッとポジションを取れたものの、3コーナーからはお釣りなしといった感じで、これを2走ボケと見るか地力不足と見るかが元から
かなりムラっ気があるので難しいところ。
個人的には結構能力の高い馬だと評価していたが、さすがに重賞では出番はまだ厳しいか。
ヒンドゥタイムズ【B】
鳴尾記念の大敗は完全な夏バテといった感じで、度外視可能。
時間をかけて立て直しを図ったが、どこまで状態が戻っているかが焦点。
これまで重賞でも好走歴があり、能力でも引けを取らない。
血統面でも中京の2000mとは好相性のハービンジャー産駒。
母父もディープインパクトなので、この舞台は合わないわけがない。
坂のあるパワーの必要なコースが得意な馬で、4走前には同舞台で4着ではあるものの、この時は完全に展開に泣いたもの。
むしろ能力を示した一戦だった。
改めてとなるが、ヒンドゥタイムズの場合は夏からの状態がどれほど戻っているかが鍵。休み明けはさほど気にしなくても良さそうだが、前走の敗因が夏バテなのでどれほどそのダメージが抜けているかは未知数な部分がある。
シゲルピンクダイヤ【B】
ゲートに入るまでが長いシゲルピングダイヤ。
府中牝馬ステークスから中日新聞杯へのローテは昨年と同じ。
パワーに優れている牝馬で、末脚は堅実。
今年は着順こそ大きくなってしまっているレースもあるが、勝ち馬との秒数では毎度そこまで負けておらず内容はまとめてくる。
勝ち切るまでには展開の助けが必要も、雨以外で時計がかかる馬場になればチャンス有り。
開催が進んで来年の愛知杯とか良さそうな印象。
ボッケリーニ【B】
昨年の中日新聞杯の勝ち馬。
堅実な上がり時計を出せるのが最大の武器。
前走も休み明けながら2着としっかり力を見せた。
叩き2戦目で状態面の上昇もありそうな感じもあるが、気をつけておきたいのは今回の負担重量が57.5キロということ。
僅差ながらも敗れたラーゴムは、今回56キロで出走できることを考えると、まずそこで分が悪い感じもある。
オープン入りあとは57キロ以上で少し決め手に欠いている感じもあるので、人気にはなりそうなものの、連軸視は若干の危険が孕んでいそう。
マイネルファンロン【C】
3走馬の新潟記念で見せた差し切り勝ちはインパクト大。
ただしこの時は展開や馬場傾向全てがカッチリ噛み合ったからこそで、そのあとの2走に関しては思うような走りができていないというのが現状。
今回は脚質的同型馬も揃ってしまった印象だし、前進可能なレース展開になるかどうかも疑問。
出番は、中距離ながらもスタミナが要求される場面。
ディアマンミノル【A】
チャンスだと思う。
父、オルフェーブルからはステイヤーとしての資質、母系からは一脚を使える瞬発力やトップスピードが備わった感じの馬。
ここ2戦を考えるとメンバーはかなり易化した印象。
広いコースや坂のあるコースは絶好、末脚は堅実。
勝ち切るまでにはどうしても展開の噛み合いも必要だが、関係なく一気に差し切るシーンまであってもおかしくない。
ヤシャマル【C】
ヤシャマルも末脚に賭ける競馬が身上で差してくる競馬が得意。
差し追い込み馬が揃った今回は展開に恵まれる可能性は低いのではないかと見ている。
オープン入り後は地力でやや苦しくなっている印象で、活躍へはもう一皮剥ける必要がありそう。
ラーゴム【A】
中京コースではきさらぎ賞を勝った実績があり、本質的に坂があるコース相性とも良い。
3走前から休み明け、2走馬は馬場に泣き、条件揃った前走は久々の勝利。
見ていて完全に立て直しにも成功した感触がある。
斤量が前走との比較で2キロ増えるのは決して好材料ではないものの、内を見ながら自由に立ち回れる枠でもあるし、展開を考えた時に池添騎手なら前回より少し前、好位からの競馬をしそうで。
そうなると簡単には、いなくならない粘りがあると思うし、要注意。
バイオスパーク【C】
ハミ受け不良で競走中止となってしまった前々走からの立て直しが課題のバイオスパーク。
その競走中止前は、どんな舞台であってもある程度まとめてきていただけに前走の内容は案外に映った。
その前走の尾を引いてしまいそうな印象で、好走への材料もなかなか見つからないのが正直なところ。
キングオブコージ【B】
昨年の頭から連勝を重ねて一気に重賞ウィナーへと輝いたキングオブコージ。
ただ、そこからは骨折もあり順調に使えなかった経緯をもつ。
前走のオールカマーはいかにも休み明けといった感じ。
外を回りながら3コーナー4コーナーと進出するシーンありと全く見せ場がなかったわけでもなかった。
状態面では良くなってきているはずだろうし、本来の走りができるのであれば、パワーのいる中京コースでも良い走りができそう。
プレシャスブルー【C】
プレシャスブルーはやることが決まっているので、わかりやすい馬。
序盤は溜めて、あとはいかに後半の爆発力勝負にもっていけるかどうかが鍵。
馬場が渋っていても問題なく。
ただここ数戦の内容を振り返っていくと、展開が向いたレースが続いた印象。
今回は序盤は脚を溜めたい馬が揃ったのでこの展開が向いてくれるかについては疑問が残る。
レイエンダ【C】
超良血馬のレイエンダ。ルメール騎手とは6走前の函館記念以来のコンビ。
能力を発揮させるにはどういった形がベストなのかがわかりづらい馬で、おそらく今回も前走同様、脚を溜めていく競馬を選択していくのではないかと予想。
前走は展開や馬場傾向がマッチした感じの善戦。
今回は同型揃いで展開の恵みといったものは薄いと考える。
ルメール騎手とのコンビ復活で、前走の恵まれ競馬が「復調の兆し」と捉えるファンの方がたくさん購入して人気になりそうなものの、正直もう競走馬としての旬は過ぎていて、今回の好走も難しいと個人的には感じている。
これなら思い切って買わなくてもいいのではないかという考察を落としておく。
Tomの予想
◎ディアマンミノルにしました。

差し追い込み馬が揃った一戦、今回も展開泣く可能性が十二分にありえそうなんですが、ディアマンミノルを本命にしました。
斤量54キロは魅力ですし、同コースでは上がり3Fの時計が使える馬の活躍が目立っています。
外目偶数番枠で、スムーズに勝負どころで捌くことができれば、最後強襲の場面があると信じて本命の印です。
冒頭にも書きましたが、非常に混戦ムード漂う一戦で、見解でAを打った2頭も相当強力だと個人的には思っています。
これも繰り返しになりますが、馬券の軸で一番安全そうなのはアドマイヤビルゴな気がしています。
平場単複で狙いたい馬
中山4R 13番ゲンパチプライド
→2戦目となった前走は、スタート一息も長くいい脚を繰り出して4着。
今回もスタートが課題となりそうだが、3戦目の競馬でさらなる前進を見込んで。
中山9R 1番シゲルファンノユメ
→中山コースでは実績十分で、ディーマジェスティ産駒らしい瞬発力を活かす競馬ができれば上位十分と見て。
阪神2R 16番シャウビンダー
→小柄な牝馬ではあるものの、前走は心肺機能の強さを感じさせる走り。
大外枠は微妙だが、反面挟まれたりぶつけられたりすることもなさそうなので、スムーズならば。
阪神9R 5番ダノンブリザード
→初戦は競馬を教えながらという感じではあったが、センスの良さで向正面で進んでいって好位へ。手応え楽に抜け出して、仕上がりの早さを感じさせる内容だった。
今回も周りと比較した時に、仕上がりの早さという点でアドバンテージがありそうで。
中京6R 13番ベゼドランジュ
→久々なのは気になるものの、大外枠から他馬のプレッシャーを受けることなくレースを進めることができれば。

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