こんにちは。競馬ブロガー化しつつあるTomです。
この記事では2021/11/21の阪神11Rマイルチャンピオンシップの出走各馬の見解と予想記事となります。
見解は【A】【B】【C】と三段階で分けており、
A…軸候補
B…相手として押さえたい候補
C…今回は見送りたい候補
という評価分けになっています。よろしくお願いいたします。
出走各馬の見解
ホウオウアマゾン【B】
陣営のコメントとしては、できれば逃げたいという意思が伝わってくるものの、最悪番手受けでも問題はなさそうな1頭。
前走は休み明けで大幅馬体増でも3着に粘り込んだ。予め最大目標はここに定めていたことが伝わるローテーション。
最内枠を引き当てて、皆が嫌って通らない内側をあえて使ったロスのない競馬や、単騎逃げから思い切って早めにペースアップしていくような展開になれば面白いので、注意が必要。抑えたい1頭
クリノガウディー【C】
秋の調子のピークはスプリンターズステークスの時だったように感じられる。
そこで結果を残せず、前走のスワンステークスも惨敗。
見直せる要素としてはタフな馬場はこなせるところだが、あまり思い切った騎乗の目立たない鞍上なので今回は見送りたい。
シュネルマイスター【A】
3歳のマイルチャンピオン。安田記念でも僅差3着と既に古馬超一戦級相手でも通用することを証明済。
父はグリーンデザート系のキングマン、母系はサドラーズウェルズ系とスピード、パワー、持久力を補完し合うような血統構成で、マイルを中心に総合力の高さがこの馬の武器。予測される荒れ馬場でもこなしてくれそう。
あえて懸念材料を挙げるとするのであれば、初の関西遠征、コースというところ。
サリオス【A】
2歳時から素質の高さは世間に織り込み済み。
筋肉隆々で、戦車のような体型からいかにもマイルかそれよりも短い舞台で強そうな印象を受けるものの、これは堀厩舎の調教の効果と言えるもの。
血統面から見ていくと、本来は2000m以上がベストパフォーマンスを発揮できそうな印象。
父が異なるので完全な裏付けまでとはいかないが、姉のサラキアは引退する3走前から府中牝馬ステークス(重馬場・1800m)エリザベス女王杯(2200m)2着。有馬記念(2500m)2着と上がりの時計がかかったり中長距離で活躍を見せた牝馬。
サリオスはハーツクライ産駒でまさにこれからが本格化を迎える時期、そして今回のマイルチャンピオンシップは予め上がり時計がかかることが予測されるので、舞台は合いそう。
あとは内目の枠をどう捌くか。
サウンドキアラ【B】
スワンステークスの直線はなかなか進路確保までに苦労したが、そこからは素晴らしい伸びで2着に食い込んだ。
重賞を連勝していた時期は長くいい脚を使えるイメージだったが、前走の一瞬のキレで上位に食い込んだ競馬は実にディープインパクト産駒らしい走り。
その前走は休み明けで、まだ太め残りだったということを考えると今回は間違いなく状態面は上向き。
人気薄でも警戒は必要な一頭。
ケイデンスコール【C】
ここまでマイル重賞は3勝と距離適性の高さは随一。
暑い時期があまり得意ではないようで、それを思えば安田記念、そして毎日王冠でも調整がうまくいかずに敗戦というのにも納得。
昨年のスランプから今年は抜け出して結果を残しているが、荒れた馬場との相性があまり良いように思えないので、少し割引。
インディチャンプ【B】
息が長く堅実に結果を残している優駿。
ここまでマイル重賞はG1を含む4勝。
休み明けというのはいまいちピリッとしてこないところがこの馬の特徴だが、それっでもキャリアの中で大敗という大敗がなく、抜群の安定感。
ステイゴールド産駒は得意な舞台はとことん得意なリピーターが多い。
インディチャンプ自身一番合いそうなのは東京のマイルだが、昨年もこのコースではグランアレグリアの0.1差2着と大健闘を見せている舞台。
一気にキレるタイプではなく、歳を重ねてどちらかというと上がり時計もかかる方が良さそうな感じもあるので、4コーナーから徐々にアクセルを踏んでいく競馬ができればチャンス大。
ダーリントンホール【C】
前走の富士ステークスは追い込んで掲示板確保の5着という結果だが、一番合いそうなのは好位追走からの押し切り。共同通信杯で見せたようなポジショニングが理想。
皐月賞以降ポジションを上手に取れず、スタートで後手を踏むことが増えている。
まずはこの課題をクリアしてくれないことには狙い辛い。
グレナディアガーズ【B】
人気薄を跳ね返して昨年の朝日杯フューチュリティーステークスを勝利。
一躍今年のマイル戦線を賑わせる存在と期待されたが、期待値に比べこれまでの活躍ぶりにはワンパンチ足りない印象。
やや気難しいところがあるのか、今年は勝ち切れない競馬が続いている。
ただ、グレナディアガーズが負けてきた同世代は古馬相手に健闘。
NHKマイルカップで敗れたシュネルマイスターは安田記念3着。ソングラインは富士ステークスで古馬を一蹴。
ファンコンステークスも僅差で敗れたルークズネストはスワンステークスで差のない4着とこちらも力走。
今回の上がり時計がかかりそうな馬場は持ってこいの血統構成。
フランケル産駒は勢いで走る傾向が強く、いい結果が出ているときはその波を継続させやすくスランプに陥るとなかなか厳し一面を持つことからもなんとかここで結果を残したいところ。
テン乗りの池添騎手は乗り難しそうな馬を操る腕なら超一流と筆者は常々評価。これはプラスに捉えたい。
ロータスランド【C】
今年の春、1勝クラスから夏には重賞ウィナーにまで駆け上がり本格化を迎えたロータスランド。
前走の敗因は「結果として逃げる形が良くなかった」とのことで、レース中馬に気が入らなかった模様。
父はロベルト系色の強い血統で、広いコースでの持久力比べで本領を発揮しやすい。おそらく馬場も関係なく力は発揮できそう。
今回は前に馬を置く形で集中力を持続させるような競馬ができればとは思うものの勝った関屋記念のメンバーレベルには疑問が残る。
カテドラル【B】
元々早い時期から活躍を見せていた馬だが、今年に入って完成の域へ。
今が一番充実している印象を受ける。
重ね重ねこのブログでは書いているが、ハーツクライ産駒は完成までに時間がかかる傾向にあり、使われて結果を残すタイプ。
安田記念では繰り出せなかったものの、この馬の武器である末脚は秋2戦では健在。
阪神マイルコースでは3歳時にアーリントンカップでメンバー最速の上がり3F時計33.3という猛時計で駆けている実績もある。
母系はデインヒル系でパッキパキのスピード比べでは少し厳しい戦いが強いられそうな中、今回は馬場荒れが予測され全体の上がり時計もかかりそうなので、スムーズに捌ければチャンス有。
グランアレグリア【A】
ピークは天皇賞・秋に持ってくるように仕上げてきたからこそ、エフフォーリア、コントレイル激闘を演じることができたと振り返る。
東京2000mは元からこなせる距離とは思っていたが、どうやら長いというのが鞍上談。
激闘の反動も心配される。
だが追い切りの動きを見る限り、追えば追うだけ伸びていきそうな印象を受けた。
この追い切りが軽めなのも疲れを残さない&輸送を考えてのものだろうし、状態面に関してはさほど心配は要らなさそうに映った。
潜在能力、実績に関してはこのメンバー内なら文句なし。
ダノンザキッド【B】
マイルというよりかは1800mが強そうな馬という印象。
富士ステークスで一度使われたことにより、ガス抜きはできていると考え状態面は上向きとみたい。
大型馬でパワー型。軽い芝での時計勝負では少し分が悪い印象を受けるので、外有利かつ上がり時計のかかりそうな条件はプラスに働くはず。
ここである程度の結果を出せないと今後厳しくなりそうな感もある。
改めて、クラシックでの敗因の一つとして挙げられた理由は本来マイラーだから言われたダノンザキッド。
今回は条件が揃う。正念場。
リプレーザ【C】
交流重賞の兵庫チャンピオンシップを勝利し、ダートでの実績が目立つものの、血統構成的には芝もこなせるリプレーザ。
それを示すように、ここまで芝での実績も1勝とこなせないわけではない。
「今年の3歳世代はレベルが高い」という言葉、クラシック戦線での上位馬には確かに当てはまる。
だが対してダート戦線で戦ってきた馬のレベルに関しては疑問が残り、この馬も今回のメンバー内での地力比べでは分が悪そうだ。
サウンドカナロア【C】
テンの速さを武器に今回も積極的な競馬が予想されるものの、終いの粘りが甘く、上位に食い込むにはよほど展開に恵まれない限りは厳しいか。
枠も大外寄りで最悪ハナをとれず、自分の競馬を一切させてもらえない可能性まで見ておきたい。
レインボーフラッグ【C】
最後に勝利したのは23走前、3年前の1600万下と勝ち味に遅く、逆転への材料も乏しいように感じられる。昨年の阪神C、そしてスワンSと勝ち馬とは0.5秒差にまとめて決して大きく負けていないものの、今回はさすがに相手が揃っている印象。
Tomの本命
◎シュネルマイスターにしました。


阪神の芝コース、もっと内側が使えずにボロボロというイメージをしていましたが、昨日見ている感じだとまだ最悪というわけでもなさそうに感じました。
芝とダートでは話が違うというご意見もありそうですが、力量のある馬が多少の馬場荒れや条件戦では生じている有利不利を跳ね返すシーンというのは今年の金沢JBCスプリントで見ましたし、シュネルマイスターやサリオスのレベルになるとあまり関係ないと思いました。
シュネルマイスターは、見解の部分でも書きましたがグリーンデザート系のスピードと持久力、サドラーズウェルズ系のパワーがうまく補完されたようなサラブレッドで、予測される荒れ馬場でもこなしてくれそうという今回は完全に血統面からのアプローチで本命。
グランアレグリアをなぜ本命視しなかったかというと、やはり仕上げのピークは前走にあったということが一番の理由です。
もう土曜の段階で内枠が全然ダメということであれば文句なしでグランアレグリア本命でしたが、今くらいの馬場状態であれば馬券の旨味的にも内枠のシュネルマイスターやサリオスに目を向けてみる方が面白いかもしれません。
あと妙味がありそうなのはダノンザキッド。
この馬も血統面では今日のような馬場が合いそうですし、陣営としてはここは乾坤一擲の仕上げだと思います。ここで結果を残せないと以後大舞台でチャンスが巡ってくるのはなかなか厳しくなりそうな感じもするのでなんとか結果を出して欲しいですね。
あとはこの馬の場合は当日のテンション次第です。
平場で狙いたい馬
東京2R16番ライブインステラ
東京3R8番カルチェリノイオリ
東京5R10番セイゲン
東京6R8番バトルボーン
東京8R14番キャリアリズム
東京10R4番ラヴィンジャー(13時24分追記)
東京11R7番ヘリオス
阪神6R3番テイエムマグマ
福島7R13番ゾンニッヒ
福島9R14番エンジェルサークル
福島10R10番アスクキングコング
福島11R1番ケイアイパープル
昨日に続いてボリュームは多め。
昨日は単複ベタ買いで回収率100%と勝ちもせず負けもせずという結果でした。
トータルではプラスなので、今日はなんとかプラスになって欲しいと祈りながら過ごします。
日曜競馬楽しみましょう!以上!!

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