こんにちは競馬ブロガー化しつつあるTomです。
この記事では11月3日金沢競馬9R、JBCスプリント競走の出走各馬の1頭ずつの見解と予想記事となります。
各馬の見解は【◎】、【○】、【△】の三段階で評価しています。
ぜひ最後までご覧ください。
またJBCレディスクラシック&クラシックに関しましても記事を投稿しています。
こちらもあわせてご覧ください!
JBCスプリント各馬の見解
1番リュウノユキナ【○】
今年能力開花の1頭
1月の中山のジャニュアリーSの完勝から今年は一気にブレイクを果たし、重賞2勝を含むここまでパーフェクト連対の元道営馬。
前走は勝負どころで少し捌きにくなり、追い出しが遅れてしまったことが敗因として挙げられます。
あの不利を考えれば、今回巻き返しがあってもおかしくない一頭です。
1周競馬の実績に乏しい
そんなリュウノユキナですがここまでの戦績を振り返ると、一周競馬での実績が奮いません。
加えて今年は1200mでは抜群の成績も、ワンターン1400mでは馬券圏内は一度もなし。そもそもそれほど使われていません。
今回の最内枠もどうか
金沢では一番レースのしづらい最内枠も懸念材料です。
テンに速い馬が多いので内側に押し込められるとなると、パフォーマンスを発揮できずに終戦してしまう可能性もあると思います。
2番モジアナフレイバー【○】
素質は中央勢に引けを取らず
19年帝王賞5着、マイルCS南部杯4着、19年東京大賞典3着、20年マイルCS南部杯3着、とこれまでの実績を並べただけでも中央勢相手に十分に渡り合ってきた事がわかります。競争能力だけならこのメンバーに入っても引けを取らないと思います。
距離やコース形態は合う
この馬の好走パターンは、早めに動いてその勢いをキープ→抜け出しという形。
今回は速い前の集団の後ろにつけて、向正面で外に持ち出して早めに動いて行くことができれば、上位進出があっても全く驚けない存在です。
懸念材料は
懸念点を挙げるのであるならば、前走のマイルグランプリでは、好位置から強気の競馬をしたものの最後は3着に遅れをとってしまったこと。
また、2走前のスパーキングサマーカップでは出遅れてしまったように、ゲート1発持ちの馬なので、スタートが決まらない点です。
3番サブノジュニア【△】
昨年のJBCスプリント覇者
20年のJBCスプリントでは、走破時計が足りないという評価を覆す走りで地方所属馬として見事戴冠。
存在感は確かだが「年齢的なややズブいところが出てきた」と鞍上談。
休み明け2戦目で変わってくることが期待された前走では、スタートが決まらず案外の結果に終わってしまってことも気がかりです。
1周競馬や距離の実績面に不安
コーナー4つの1600m戦でも一応の勝ち星があるものの、4年前且つ平場での実績なのであまりアテにはなりません。
断然の好成績はやはり1200mに集中しているので、今回の舞台がこの馬にとってプラスに働くというようには読めませんでした。
叩き3戦目で前進あるか
「叩き3戦目」競馬の常套句でもあります。
2走前は「何もかもが休み明けという感触だった」と鞍上もコメントを出しているので、前走は出遅れが響いた結果と度外視して、休み明け3戦目の大きな前進に期待してみるのも一興かもしれませんが個人的には今回推せないなあという感じです。
4番アランバローズ【◎】
前走は初の中央勢相手に健闘
昨年は暮れに全日本2歳優駿を逃げ切り、そして今年の東京ダービー馬、南関東地区の世代の頂点に輝いた同馬。
休みを挟んだ前走は、ダートグレードのテレ玉杯オーバルスプリントに挑戦。
果敢に逃げを打ち、JRA勢を含む初古馬相手に3着と大健闘を見せた。
テン早く舞台絶好
走りを見る限り瞬発力に優れ、砂を走るパワー型というよりかはスピード型のような馬体が特徴的。
今回の1400mはこれまで勝ってきた全日本2歳優駿や東京ダービーとの比較では1番の好相性であることは間違いなしと断言します。
単騎で行けるならチャンス大
京浜盃では、スタートで後手を踏み大敗を喫しているので、本当に今回もスタート決めることがまず1点。
そして次には先行争いをどう捌くのかが、この馬の大切なポイントです。
「できればモズスーパーフレアより外が良かった」という鞍上ですが、スタートの良さ次第では突っ張る可能性も大いにあると思います。
左海騎手は譲らないとなったら本当に譲らない逃げの名手です。
最初の300mがこの馬にとっては最大の勝負となるでしょう。
5番サンライズノヴァ【△】
持ち味は末脚、小回りは合わないか
デビュー時からダートでの活躍を嘱望され、その期待に活躍で応え続けてきた7歳馬。
やはりこの馬の最大の持ち味は、末脚に賭ける競馬だと思います。
実績は直線の長い東京コースや盛岡コースに集中しており、今回の金沢の小回りコースでは持ち味を活かす競馬というのはなかなか厳しいように思います。
新味を求めた競馬も何戦か続けたが結果出ず
今シーズンはかしわ記念、マイルCS南部杯で積極的な競馬をしたものの、結果にはつながらず。
戦略的に少し迷走している感が少々否めないかなあという印象です。
近走の結果から年齢的にも衰えを感じる
最後はこれに尽きると思います。
自分の形でもそうじゃなくても結果が出なくなっているということは、そういうことなんだと今回は解釈します。
鞍上が地元の名手なのでそこでの大きなアシストで入着、馬券圏内もあるかもわかりませんが、主力視には個人的に疑問が残ります。
6番ニュータウンガール【△】
東海から参戦の金沢巧者
今年は東海・近畿の交流900mの重賞・日本海スプリントをレコード勝ち。
さらには先日行われたお松の方賞でも勝ち星を挙げ、金沢コース巧者ぶりが目立ちます。
1頭になると気を抜く癖がある。
気難しい馬らしく、 1頭になると遊んでしまう癖があるそうです。
近くに馬を置いて、目標を作ることがベストな競馬なのかもしれません。
地元級メンバーなら好勝負も今回は相手が悪い
金沢コース巧者であること、そしてこの馬の特徴について述べてきましたが、やはり今回のこのメンバーでは厳しいと考えます。レディスクラシックの方に出走できればまた少し評価が違っていたかもしれません。
7番モズスーパーフレア【△】
テンの速さはメンバー随一
これは実績から見ると明らかで、このレースでも絶対逃げたいと陣営は考えているでしょう。
昨年のJBCも初ダートで粘り4着
20年の大井JBCでは1200mを舞台に初ダートながら4着に健闘しました。
芝でもダートでもテンの速さでは本当に他の追随を許さない馬ですが、ベストは1200m以下であると考えられ、1周競馬となると…
28戦目にして1周競馬が初めて
上でも1周競馬というワードを出しましたが、この馬は今回デビュー28戦目にしてコースを1周する競馬が初めてです。
そして1400mになった途端実績がなかったりします。
個人的には人気するのであれば、思い切って見送りたいですね。
8番フランシスコダイゴ【△】
地元級なら短距離でも好成績
2年続けて習志野きらっとスプリント(1000m)3着という実績や、大井の1000mでもレコードから0.2差で走るなど短距離適正なら地元でも高い方だと思います。
ただ今回は相手が悪い
これに尽きると思います。この馬は主戦が短距離ですがスタートがすごい速いわけではないので、JpnⅠ級になると流石に初めから分が悪いことが予測されます。
9番サクセスエナジー【◎】
東京盃は低評価を覆す勝利
外枠からのスムーズな競馬で、この馬の力を出し切ることができた結果の勝利だと思います。
サクセスエナジーに関しては、7歳馬ですが衰えているといった印象はありません。
ここまでの敗因は明確
根岸Sは7着まで差し追い込み勢が台頭する展開不向き。
フェブラリーSは出遅れ即終戦&距離長い。
黒船賞は高知の使えない内をずっと立ち回ることになりあえなく撃沈
サマーチャンピオンは1コーナーで急遽乗り替わりの鞍上と大喧嘩。
テレ玉杯オーバルスプリントは、一歩目でやや遅れを取り砂をかぶる競馬で終戦。
とここまでの敗因はいずれも明らかだと個人的には思います。
この枠なら押し切りまで狙える
今回は外枠を当てて、外からベストマッチョを行かせた後に外に持ち出してコーナーに入ればいいので、理想的な展開に持ち込みやすいと思います。
上では敗因を 1レースごとに書いていきましたが、それにしてもこの馬は2歩目くらいまでが決まって遅いですね。笑
10番ベストマッチョ【△】
鞍上は先行を宣言
「前回砂を被せた結果があまり良くなかったので、今回は徹底先行に拘る」と鞍上談。
内にはアランバローズやモズスーパーフレアがいるのでおそらく外3番手が理想のポジション。
昨年はダートグレードでも好走
20年テレ玉杯オーバルスプリント2着もさることながら、年末の兵庫ゴールドトロフィーは勝ちに等しい内容でした。
小回り実績もしっかりあり、今回の金沢コースは初も合いそうな雰囲気を感じます。
近走成績からは年齢的な陰りを感じるか
この夏→秋にかけて成績を残すことができなかった点が気がかりです。
8歳馬ということで年齢的な能力の陰りが見え始めてきているのかなという個人定な印象です。
11番クリノフウジン【△】
中央オープンから兵庫へ移籍
今は層がかなり厚い中央オープンのダート戦線では、少し相手関係がきびしいのも頷ける話です。
前走移籍初戦を勝利で飾ったものの、相手関係としては厳しいかもしれません。
思い通りに進められる感じもせず…
実績は1700mや1800m中心なので、今回のテンから忙しい1400mは不向き。
流れに乗り切れないように思います。
12番レッドルゼル【◎】
先行争い激化なら真っ先の台頭候補
アランバローズやモズスーパーフレア、ベストマッチョがガリガリ前で先行争いをしてくれればくれるほど、末脚にかけるこの馬にチャンスが巡ってくると思います。
前走は帰国初戦ながら良く走った。
3月のドバイ戦から休み明けとなった前走も、スタートがあまり良くない中でも終いはキッチリ伸びて3着を確保。
一回使われて状態はさらに上向いてくるはずですし、栗東から輸送距離が少ないことも好材料としたいです。
枠も良く絶好機
今の金沢の馬場は内より絶対に外です。
前でやり合う各馬を見ながら末脚を伸ばす形なら上位進出はほぼ間違いと思います。
そして、ここまで展開がハマってくれそうな機会も今回を逃したらそう来ないと思うので、JpnⅠ勝てる絶好のチャンスだなとは思います。
Tomの本命は
馬券の軸としてはレッドルゼルをほぼ確実視していますが、◎サクセスエナジーにしました。
今回は好走の条件揃うこの馬を推したいと思います。
実際の買い目はまた変わるかもしれませんが、ひとまず「俺プロ」では単複にします。

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