こんにちは。
競馬ブロガー化しつつあるTomです。
この記事では11月3日金沢競馬第8競走のJBCレディスクラシックの出走各馬1頭ずつの見解を記事にしています。
見解は【◎】、【○】、【△】と三段回に分けています。
中央競馬もさることながら地方競馬のレースも年間通してかなりの数を見ているので、僕の見解が皆さんの予想の何かヒントになれたらとても嬉しく思います。
またJBCスプリント&クラシックに関しましても記事を投稿していますので、ぜひあわせてご覧ください!
JBCレディスクラシック 各馬の見解
1番マルカンセンサー【△】
ダートグレード2着の実績あり
2年前のTCK女王盃は大井C1級から超のつく格上挑戦ながらも内を立ち周り2着と激走。ただこの時は馬場傾向が極端でいいところを通っての2着。
その後、南関東牝馬重賞競走に幾度となく挑むも結果を残せず、この秋金沢に移籍。
最内の差しとなると条件が良くない
現在の内側が深い金沢競馬場の馬場を考慮すると脚質的にはなかなか厳しそう。
加えて歳を重ね往年の力が望めなくなっての金沢移籍とも取れるので、今回の相手では…。
2番サルサディオーネ【○】
圧巻のパフォーマンスで重賞3連勝
かしわ記念の後、間隔を取ってスパーキングレディーカップ(JpnⅢ)からスパーキングサマーカップ(SⅢ)、日本テレビ盃(JpnⅡ)とダートグレードを含む重賞3連勝。
いずれもダッシュの良さからハナを全く譲らせない「この馬らしい」競馬で圧倒。
レース内容の良さや陣営の感触からも7歳馬ではあるものの、まだ成長している印象。
右回りへの不安、そこに目を瞑れるかどうかが鍵
不安要素を挙げるならば右回りでの実績がほぼないに等しい部分。
好成績は左回りの 1周競馬に集中しているので、その点が今回どう出るか。
また2番枠から鞍上の矢野騎手が少し外に進路を求めて馬場のいいところを選択できるかどうかも鍵。
遠征への心配はなさそう
約2年ぶりの遠征となるが、中央時代に栗東から東京コースへ遠征して勝ち星もあるため、余程の激しい馬体重増減がなければそこに関してはあまり心配はなさそうです。
3番マドラスチェック【○】
交流重賞の常連
通算16戦中10戦交流重賞に参戦。
その交流重賞におけるこれまでの戦績は(1−4−1−4)で掲示板圏内から外れたのはたったの1度のみで、安定感は十分。
善戦マン。アタマまではどうか…
ただ上でも挙げたように入着はするものの、なかなか勝ち切るには至らず、最後に勝利したのは昨年1月TCK女王盃まで遡ります。
実績という材料からは馬券は2着、3着までの組むのが妥当な気がしています。
ローテに疑問
前走は何故芝のレースを使ったのかがわかりません。
洋芝は時計がかかるために、ダート馬が起用されることはあることだとは思いますが、元よりJBCを想定するならダート1700mでもいいような気がしていますし、なんとなくいい頃の勢いが感じられない感じもするので、個人的には本命は打ちづらいかなあと思っています。
4番リネンファッション【○】
牝馬交流重賞でも安定した成績、目処を立てる
3勝クラス突破からすぐ牝馬交流重賞戦線へ。
スパーキングレディーカップではサルサディオーネに千切られてしまったものの、次走のブリーダーズGC(JpnⅢ)では最後まで推進力あるフォームで2000m2着に力走。
3着には、0.7差つける好内容で牝馬交流重賞戦線では通用するというところを見せました。
トップクラスへはもうワンパンチ欲しい印象
スムーズに好位で流れに乗ることができるという優等生な競馬ができることがこの馬の最大の武器と見ていますが、どちらかというと体力比べのようなタフな展開になる方が強いタイプなので、今回の1500mという距離は少し微妙かなと思います。
戦績からタフな砂や時計がかかる馬場は合いそう
上でもう書いてしまいましたが、実績は阪神や中京、新潟のパワーが求められる条件で挙げている馬で、馬場そのものは合いそうだと感じています。
あとは1500m戦でのスピード勝負にどこまで対応できるかという点がポイントで、金沢は小回りコースで1500mはコーナー4つ。
自然とコーナーでペースが緩むので、それまでに先行争いに決着をつけようと結構厳しく行きたい馬が競り合うかもしれません。
その後ろになってしまうと砂をかぶる競馬を経験していないので、砂をかぶってしまった際にアッサリ負けてしまう可能性も否定できず、取捨選択の難しい1頭です。
5番ハクサンアマゾネス【○】
地元の大将格
昨年3歳牝馬ながらにして、金沢競馬の年度代表馬に輝いたハクサンアマゾネス。
昨年末にも古馬との混合の重賞「中日杯」をも制し、さらに今年も地元の宝塚記念にあたる金沢競馬上半期の総決算「百万石賞」を制覇。
能力は通用するかどうか
中日杯のあとは、南関東に移籍しA2級で2着と南関東の上級でも通用することを証明。
肝心の中央馬との競走能力の比較では、エンプレス杯(JpnⅡ)は7着も、この時は主戦の吉原騎手騎乗ではない中での7着は健闘の部類と考えています。
1、2着の2頭とは離されてしましましたが、3着のマドラスチェックとは 1秒の差なかったことも強調しておきます。
上半期は厳しいローテも下半期ここ照準
今年の上半期はかなり厳しいローテーションながら健闘を続け、下半期は完全にここを最大目標に据えて仕上げてきたことは間違いありません。
上半期の経験を糧に、ここで大きな仕事をしてくれることに個人的には期待を寄せたいと思います。
6番テオレーマ【◎】
2走前は熱中症の影響が大きかった
スパーキングレディーカップでは、熱中症気味で最後の直線伸びきれずと敗因は明らかでここは度外視可能だと思います。
前走休み明けでも好馬体、完全に立て直していた。
仕切り直しとなった前走のレディスプレリュードでは、しっかりと立て直した印象で、好馬体が一際目立つ印象を受けました。
レースそのものも、スローペースでレースが流れた中上がり最速で追い込み最後は2着。メンバーの中で1番強い競馬をしていたと感じました。
休み明け2戦目でさらなる前身が見込める
そして今回休み明け2戦目、気候的にも前回からさらなる前進が見込め、小回りコースも問題なし、テンから忙しくなりそうな展開を予想しているので、先行争いに加わらなくて良いのはプラス材料で、今回の最有力候補として据えます。
7番ルイドフィーネ【△】
地元では成績安定
川崎デビューから安定した成績を残し続けている1頭。
結構な善戦マン気質が強い馬かなと思っていましたが、それを昨年のロジータ記念で完全に払拭。今年は浦和のしらさぎ賞でダノンレジーナを追い詰めての2着、そして前走の多摩OP完勝が主な実績。
初の長距離遠征と右回りがどうか
遠征といっても南関東地区のみの経験しかあらず、今回の長距離遠征がどうなるか、そして実績は左回りに集中してしており、こういった点がどうなるのか気になるところ。
流れがキツくなれば牝馬限定戦で前進?
脚質的に幅があることと相手なりに走る点が魅力で、前がガンガンやり合った際に大穴を開ける可能性までは見ておきたいと個人的には考えています。
8番レーヌブランシュ【○】
スムーズにポジションは確保できそうな枠
まず外目のいい枠に入ったなあというのが第一印象。
この枠なら砂の重いところを走る心配もなく、前を見ながらレースを進めることができそうです。
前走はかなり追走が楽な展開
前走のレディスプレリュードは、前半1000m63秒台とかなり緩い流れで、それでいて上がりの3Fはメンバー中2位の時計を繰り出しての勝利。
逃げていたクリスティを砲台にして直線一気の発射、一見完勝に見えるもののやはり展開に恵まれた部分が大きいと考えています。
加えて距離短くない?と思われて予想外の妙味が生まれる可能性
これまでの戦績や実績を思うと、レーヌブランシュに1500mは短くないかな?という意見があると思います。
僕自身もそう思っていますが距離は違えどコースを1周回ること、コーナー4つは共通なので、序盤の流れにさえスムーズに乗れればJpnⅠ初戴冠も全く不思議はないと思います。
9番クリスティ【△】
展開の鍵
おそらく行かないとは思いますが、この馬が突っ張って行くかどうかが展開の鍵を握りそうです。
いいペースで逃げたものの失速
前走のレディスプレリュードでは、最内枠から先頭に立ち逃げる形。
道中はレーヌブランシュにピッタリついてこられるような展開になったものの、ペース的にはかなり楽な部類だったと考えていますが、直線は味なく失速。
ダート適性に疑問
3歳時には関東オークスでも力走していたこと、血統的に母父:クロフネという点からダートでの走りにも注目していましたが、力のいるダートはもしかしたら合わないのかもということで思いきって見送るのも手かもしれません。
10番ラインカリーナ【△】
前走はスタートで終戦
競走馬としての旬をすぎたというよりかは、不調続きを機に浦和へ移籍したと思っていたので、前走のレディスプレリュード穴候補として期待していました。
しかしスタート決まらずその時点で終戦。
番手で受ける競馬もできるが理想は逃げ
枠が外なのでどこまで主張して行くかは分かりませんが、やはり理想はハナ。
ですが内に速い馬もいるので、おそらく良くて番手かなといったイメージ。
2走前は展開が楽すぎる
2走前に岩手での重賞勝ちがありますが、これは復活というよりかは、あまりにも展開が楽すぎたレース。
岩手競馬特有の隊列が決まったらそれを動かす人馬がいないという悪い特徴がモロに出ているといった印象を受けたので、このレースことは正直評価できません。
11番グランデストラーダ【○】
中央3勝クラスでやや頭打ち
中央時は3勝クラスで頭打ちになってしまった印象ですが、今回中央勢相手にどこまで肉薄できるか取捨選択の難しい1頭であることは間違いありません。
ダートクレード2度入着
今年のスパーキングレディーカップは3着。
レディスプレリュードは5着と牝馬交流重賞戦線では健闘を続けています。
距離短縮は合う
1番のセールスポイントは、名古屋の秋桜賞でのパフォーマンスからこの小回りの1500mは絶好の舞台設定であるということでしょうか。
流れ向けば流れ込みもあるかもしれません。
12番ダノンレジーナ【○】
前走はしっかり流れに乗れたことを評価
前走は混合のダートグレード、テレ玉杯オーバルスプリントで道中は前を見ながら5番手の位置。
最後の最後こそ止まってしまいましたが、この馬にとって今までにないハイペースだったようにも思いますが、それにもしっかり対応していました。
1500金沢外枠で牝馬限定戦なら
今回は牝馬限定戦でメンバーが前走との比較で幾分楽になることに加え、金沢の大外枠は有利に働きます。
初の長距離遠征がどうか
このレースの地方勢としては最有力候補かもしれません。
ただ、今回長距離遠征が初めてでこれがどう出るか、これに尽きると思います。
Tomの本命は
6番テオレーマです!
実際の買い方は変えるかもしれませんが、ひとまず「俺プロ」では単複で投稿します。

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